2013/12/18

ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

ブルガリアBEHが東芝と交渉、原発プロジェクト参加求め

この記事の要約

ブルガリア政府は11日、コズロドゥイ原子力発電所における原子炉1基の新設工事について、東芝を戦略投資家として迎える方向で同社と交渉を開始することを決定した。ストイネフ経済エネルギー相が明らかにした。\ ストイネフ経済エネ […]

ブルガリア政府は11日、コズロドゥイ原子力発電所における原子炉1基の新設工事について、東芝を戦略投資家として迎える方向で同社と交渉を開始することを決定した。ストイネフ経済エネルギー相が明らかにした。

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ストイネフ経済エネルギー相によると、東芝は投資総額の最高30%を負担し、残りは米輸出入銀行と国際協力銀行(JBIC)の融資で賄う。来年9月までにコズロドゥイ原発を操業するブルガリア・エナジー・ホールディング(BEH)と東芝の契約締結にこぎつけたい意向だ。順調に進めば2016年に着工する。

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原子炉は東芝の米子会社ウエスチングハウスの加圧水型炉「AP1000-3+」を採用する。建設工事については入札を実施する。原子炉の入札を行わないことで、新原子炉が発電する電力を国が買い取る義務が生じず、後の世代に負担を残さないと説明している。(東欧経済ニュース12月4日号「ブルガリア、ベレネ原発計画を再開」を参照

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