中・東欧、CIS諸国、ロシアに特化した情報誌

2021/6/9

自動車

シュコダ自、インド仕様SUV「クシャク」の現地生産を開始

この記事の要約

●新モデルは「インディア2.0」初の量産車●印専用プラットフォーム「MQB-A0-IN」を採用独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7日、インド西部プネー近郊のチャカン工業団地で、SUV「クシャ […]

●新モデルは「インディア2.0」初の量産車

●印専用プラットフォーム「MQB-A0-IN」を採用

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は7日、インド西部プネー近郊のチャカン工業団地で、SUV「クシャク(Kushaq)」の生産を開始したと発表した。シュコダ自が中心となって進めるVWのインド事業計画「インディア2.0」の一環で、プロジェクト初の量産車となる。

VWはインドを重要な成長市場と位置づけ、2019~22年の4年間で10億ユーロを投入する予定だ。VWの小型車プラットフォーム「MQB-A0」のインド版「MQB-A0-IN」をベースとした全4モデルを、シュコダ及びVWブランドから市場投入する。

インド版プラットフォームは、19年1月にやはりプネーに開設した技術センターが開発を担当した。生産も現地工場に任せ、部品の現地調達率を95%に引き上げることに成功した。

「クシャク」はサンスクリット語で「神」を意味する。一目でわかる独特のデザインで、小型車ながら広い車内空間を確保し、インドの新しい安全・排ガス基準をクリアしている。最新のインフォテイメント機能も搭載する。

インドは人口13億人に対し、昨年の自動車販売台数が約300万台と少なく、今後の急速な成長が見込まれる。