ルーマニア・ブルガリア・その他南東欧・トルコ

Flixbus:独フリックスブス、トルコの長距離バス最大手を買収

長距離バス独最大手のフリックスブス(ミュンヘン)は21日、トルコ同業キャーミル・コチ(Kamil Koc)を買収することで合意したと発表した。

当局の承認を経て買収手続きが今後数週間以内に完了すると見込んでいる。

キャーミル・コチはトルコ最大の長距離バス輸送会社で、全国61都市間で運行サービスを展開している。

Ikea:スウェーデン家具大手イケア、スロベニア第1号店を着工

スウェーデンの家具大手イケアが近くスロベニアの首都リュブリャナで同国第1号店の建設に着手する。

建設地は2016年に取得したBTCショッピングエリア内の敷地で、現地報道によると店舗面積は3万平方メートルに上る。

工事は同国の建設会社CGP(ノヴォ・メスト)が担当する。

Oyak:トルコのオヤックが買収へ、英鉄鋼大手ブリティッシュ・スチール

トルコの複合企業で軍年金基金を運営するオヤック・グループは16日、5月に経営破綻した英鉄鋼大手ブリティッシュ・スチールの買収で暫定合意したと発表した。

現地報道によると、オヤックはブリティッシュ・スチールの本拠・スカンソープ製鉄所に9億ポンド(9億8,300万ユーロ)を投じ、生産能力を倍増する意向だ。

オヤックはトルコ鉄鋼最大手エルデミルの株式の半分弱を保有している。

トルコの6月小売売上高、減少幅が縮小

前年同月比で減少したのは10カ月連続だ。

前年同月比のデータを項目別にみると、自動車燃料が2.3%減と、最も大きく減少した。

前月比ではノンフードと自動車燃料がそれぞれ3.2%増加、食品・飲料・たばこも0.3%増加した。

Marubeni:丸紅、トルコの建機販社を連結子会社化

丸紅は8日、トルコの財閥サバンジュ・グループとの合弁会社で、建設機械などの販売・サービスを手が掛けるテムサ・イシュ・マキナラル(TIM)に対する出資比率を90%に引き上げ、連結子会社化したと発表した。

丸紅は14年、TIMの株式49%をサバンジュから取得して合弁化した。

今回は新たにサバンジュのグループ企業からTIM株41%を取得し、子会社とした。

セルビア中銀が追加利下げ、政策金利2.5%に

インフレ率が大きく縮小しているほか、世界経済も減速していることから、インフレ目標の維持と景気の底支えを図るため追加利下げに踏み切った。

中銀はインフレ目標を1.5~4.5%としている。

中銀は2018年4月、1.4%まで低下していたインフレ率を目標の下限値に引き上げるため0.25ポイントの利下げを実施し、政策金利を3%に設定した。

Sennheiser:独ゼンハイザー、ルーマニア工場がフル稼働

同工場は昨年11月、同社にとり4つめの拠点として開所した。

ブラショフ工場の開設は各工場の生産を製品別に集中させる方針によるもの。

ドイツ工場ではワイヤレスマイクなどのハイエンド製品、アイルランド工場ではトランスデューサー(変換器)、米国工場では国内向けのワイヤレスマイクを生産している。

Uber:米ウーバー、ブカレストにドライバー支援センター開設

配車サービス大手の米ウーバー・テクノロジーズはこのほど、ルーマニアの首都ブカレストに契約ドライバーの業務支援センターを開設したと発表した。

同国でライドシェア規制法案が採択されたことを受け、ドライバーが適正に業務を遂行できるよう支援していく。

同社はルーマニアの5都市でライドシェアサービスを展開するほか、電動車両のみによる配車サービス「ウーバーグリーン」や、食品配達サービス「ウーバーイーツ」を提供している。

FACC:オーストリア航空機部品FACC、クロアチア工場を10月着工

オーストリアの航空機部品メーカー、フィッシャー・アドバンスト・コンポジット・コンポーネント(FACC)は先ごろ、クロアチアに軽量部品の工場を建設すると発表した。

旅客機やビジネスジェット向けに、最新の繊維強化技術を用いて客室用内装部品を生産する。

中国の国営航空機メーカー、中国航空工業集団公司(AVIC)が55.5%を出資している。

Sumitomo Chem:住友化学がトルコ企業買収、PPコンパウンドの生産を拡充

トルコ大手の同グループを取得することで同事業の世界展開を加速させる。

PPコンパウンドでトルコ最大級の生産能力を持つほか、廃プラスチックを再生したPPコンパウンドでも国内トップの販売量を誇る。

住友化学は今回の買収により、トルコ国内の自動車・家電メーカー向けの生産・販売体制を強化するとともに、環境意識の高い欧州でのリサイクル材料を使った製品の需要増加に対応していく。

トルコの7月インフレ率16.7%、9カ月ぶりに上昇

分野別にみると、構成比重の大きい「食品・非アルコール飲料」の上昇率は前月から1ポイント減の18.2%へと縮小した一方、「運輸(自動車燃料含む)」(13.7%)は同3.7ポイント、「住居費・公益料金」(16.1%)は2.3ポイント上昇した。

同国では昨年、通貨リラの下落を受けてインフレ率が10月に25.2%まで上昇したことから、政府は自動車などを対象とする税軽減措置の延長・拡大を決定してインフレ率の引き下げに努めてきた。

蘭INGは、9月にインフレ率は再び大きく下がるとした上で、同月と翌月の2回の利下げが見込まれ、年末までに政策金利は17.5%になると予測している。

クロアチア、飲食店のVATを引き下げ

クロアチア政府が来年から外食産業の付加価値税(VAT)を現行の25%から13%へ引き下げる計画だ。観光収入の維持を図る目的で、2017年の増税措置を元に戻す形となる。経済会議(HGK)や観光業者協会(HUT)は、投資増加

Saipem:伊サイペム、ルーマニアとアブダビから掘削を受注

伊石油プラント大手のサイペムは22日、ルーマニアと、アラブ首長国連合(UAE)のアブダビから海洋油田の掘削業務を受注したと発表した。契約額は合わせて1億6,000万ドル(1億4,200万ユーロ)に上る。 ルーマニアでは今

Sika:スイス特殊化学シーカ、セルビア工場を拡張

スイスの特殊化学メーカー、シーカは23日、セルビア・ベオグラード近郊のシマノフチ工場を拡張したと発表した。

同工場で生産されたモルタルは主に卸業者向けのもので、国内のほか近隣のクロアチア、スロベニア、ハンガリー、ボスニア・ヘルツェゴヴィナに出荷する。

シーカは2014年にセルビア工場を開設した。

フィッチ、スロベニア格付けを「A」へ引き上げ

米格付け大手のフィッチ・レーティングスは19日、スロベニアの長期信用格付けを「Aマイナス」から「A」へ一段階引き上げた。見通しは「安定的」。基礎的財政黒字、力強い経済成長、民営化を背景に政府債務が大きく縮小したことを評価

クロアチア鉄道近代化入札に10社・グループが応札

クロアチア鉄道インフラ運営会社HZインフラストゥルクトゥーラが実施したハンガリー国境付近の鉄道近代化工事入札で、欧州、中国、トルコの10社・企業連合が応札した。工事費用は推定2億9,700万ユーロで、うち85%が欧州連合

仏再可エネ2社、セルビアで風力発電パークを建設

フランスの再生可能エネルギー事業者であるアキュオ・エナジーとIELエナジーはこのほど、セルビアのヴォイヴォディナ自治州政府とバシャイド風力発電パークの建設で基本合意した。マクロン仏大統領が15、16日にセルビアを公式訪問

トルコの4月失業率13%、2カ月連続で低下

トルコ統計局(TUIK)が16日発表した4月の失業率は13%となり、前月の14.1%から1.1ポイント改善した。失業率の低下は2カ月連続。前年同月比では3.4ポイント上昇した。 労働参加率(LFPR)は52.9%で、前年

Vivacom:ブルガリア通信大手ビバコム売却へ

ブルガリアの通信大手ビバコム(Vivacom)が売却される見通しだ。同社を保有する投資家連合のスパス・ルセフ代表はこのほど、米投資銀行のラザードに売却業務を委託したと認めた。ただ、ビバコムの所有権をめぐっては旧オーナーと

フィッチ、トルコを「BBマイナス」へ格下げ

米格付け大手フィッチ・レーティングスは12日、トルコの長期信用格付けを1段階引き下げ、「BBマイナス」とした。今月6日の中央銀行総裁更迭が理由だ。「BBマイナス」は「投資適格級」から3段階下の水準。見通しは「弱含み」とし

セルビア中銀が15カ月ぶり利下げ、政策金利2.75%に

セルビア中央銀行(NBS)は11日、政策金利を0.25ポイント引き下げ、史上最低の2.75%に設定した。利下げは15カ月ぶり。インフレ率が大きく縮小しているほか、世界経済も減速していることから、金融緩和を通じて景気の底支

トルコの5月鉱工業生産1.3%減少、マイナス幅は縮小

トルコ統計局(TUIK)が12日発表した5月の鉱工業生産高(稼働日調整済み)は前年同月比で1.3%減少し、9カ月連続のマイナスとなったものの、下げ幅は前月から2.5ポイント縮小した。マイナス幅の縮小は2カ月ぶり。製造の減

セルビア・ノヴィサド市、CNGバス50台の調達入札開始

セルビア第2の都市ノヴィ・サドの公共交通会社GSPノヴィ・サドはこのほど、圧縮天然ガス(CNG)を燃料とする低床式バスの調達入札を開始した。現地メディアによると同社は50台を導入する予定で、8月8日に応札を締め切る。 今

トルコ、観光業の開発促進機関を新設

トルコ議会は11日、観光業の開発振興を目的とする新機関の設置法案を可決した。訪問客数の増加と観光収入の拡大を目指す。新機関に置かれる定員13人の理事会には、ターキッシュ・エアラインのCEO(最高経営責任者)や公共観光セク

Unilever:英蘭系ユニリーバ、ルーマニアの食品メーカーを買収

英蘭系の食品・日用品大手ユニリーバがルーマニアの食品メーカー、グッドピープルの株式75%を買収する。具体的な取引額は明らかにされていない。取引成立にはルーマニア競争当局の承認が必要だ。25%は創業者のシミュツ氏が引き続き

トルコの6月インフレ率15.7%に、前月から大幅に低下

トルコ統計局(TUIK)が3日発表した6月の消費者物価指数(CPI)の上昇率は前年同月比15.7%となり、前年同月(15.4%)以来の低い水準を記録した。インフレ率の下落は3カ月連続で、前月(18.7%)からは3ポイント

HBIS:中国河北鋼鉄、セルビア事業に3億ドル投資

中国国有鉄鋼大手の河北鋼鉄(HBIS)がセルビア事業に新たに3億ドルを投資する。同国大統領室が3日明らかにしたもので、現地子会社HBISセルビアのスメデレヴォ製鉄所を2021年末までに増強する計画だ。河北鋼鉄のユ・ヨン社

Enel:伊電力最大手エネル、ルーマニア事業売却を検討

伊電力最大手エネルがルーマニア事業の売却を検討している。伊経済紙イル・ソル24オレがこのほど報じたもので、オーストラリアの投資ファンドやシンガポールとクウェートの政府系ファンドが買収に関心を示している。売却額は約10億ユ

OMV Petrom:ルーマニアOMV、黒海沖鉱区の石油開発を開始

オーストリア石油・ガス大手OMVのルーマニア子会社であるOMVペトロムは1日、黒海のイストリア鉱区で新たに石油開発を開始したと発表した。今年末までに3,000万ユーロを投じて2つの油井を掘削する予定だ。 同油田は1979

Ericsson:ルーマニアで初の5G通信サービスがスタート

スウェーデンの電気通信設備大手エリクソンと、ルーマニア電気通信サービス事業者RCS & FRDSは6月27日、ルーマニアで初の第5世代(5G)通信サービスをブカレストで商業稼働したと発表した。年末までにブダペス

ルーマニア、ライドシェア事業の認可料導入

ルーマニア政府は6月26日、ライドシェアリングサービス事業者に対して事業認可料の支払いを義務付ける規制案を採択した。業界最大手の米ウーバー、エストニアのボルト(前社名タクシファイ)などの進出に対し、国内のタクシー業界が強

Coca Cola HBC:コカ・コーラHBC、セルビア菓子メーカーの買収完了

中東欧でコカ・コーラの製造販売事業を統括するコカ・コーラ・ヘレニック・ボトリング(コカ・コーラHBC)は18日、セルビアの菓子メーカー、バンビの買収手続きを完了し、連結子会社化したと発表した。清涼飲料水と菓子という補完的

MTU:航空エンジン大手の独MTU、セルビア修理工場の立地決定

航空機エンジン大手の独MTUエアロ・エンジンズは19日、セルビアにおける修理工場の建設地をベオグラード北郊のノバ・パゾバに決定したと発表した。同地はベオグラード・二コラ・テスラ空港に隣接する。工場は2020年秋に着工の予

NLB:スロベニア国営銀NLB、民営化が完了

スロベニア最大手銀行の国営ノヴァ・リュブリャナ銀行(NLB)の民営化がこのほど完了した。国営資産管理会社(SDH)によると、グローバル預託証券(GDR)の発行を含め株式199万9,999株を放出し、多数の国際投資家を新株

S&P、スロベニア格付けを「AAマイナス」に引き上げ

米格付け大手スタンダード・アンド・プアーズ・グローバル・レーティングス(S&P)は14日、スロベニアの長期信用格付けを「Aプラス」から一段階上の「AAマイナス」に引き上げたと発表した。格付け見通しは「安定的」。

Turkish Petroleum:トルコ石油公社、地中海での掘削を活発化

トルコ石油公社(TP)による地中海での三次元地震探鉱(3D震探)の対象鉱区面積は昨年、前年から41%増加した。日刊紙『ヒュリエット』(電子版)が19日報じたもので、同社の探鉱及び探査のライセンス取得数も前年から67%増加

Powerchina:中国電力建設、20年にベオグラードの地下鉄工事開始

セルビア政府は先ごろ、インフラ建設大手の中国電力建設集団(パワーチャイナ)がベオグラード市の地下鉄建設を2020年に開始することを明らかにした。建設予定期間は5年間。セルビア政府は今年4月にパワーチャイナと同事業に関する

Ikea:家具大手イケア、ルーマニア2号店をオープン

スウェーデンの家具大手イケアが6月24日、ルーマニア2号店をブカレスト東部で開店する。新店舗は売り場面積が3万7,000平方メートルと南東欧最大規模で、約600人の雇用が生まれる。イケアの以前の発表によると、同国では来年

フィッチもクロアチアを格上げ、「投資適格級」に復帰

英米系格付け大手のフィッチ・レーティングスはこのほど、クロアチアの信用格付けを「BBプラス」から1段階引き上げ、「BBBマイナス」とした。これによりクロアチアは7年ぶりに「投資適格級」に復帰した。3大格付け会社では3月の

トルコの3月失業率14.1%、11カ月ぶりに改善

トルコ統計局(TUIK)が17日発表した3月の失業率は14.1%となり、前月の14.7%から0.6ポイント改善した。失業率の低下は11カ月ぶり。前年同月比では4ポイント上昇した。 失業率は昨年、1月の10.8%から4月に

United Group:南東欧通信大手、テレ2のクロアチア事業を取得

南東欧の通信大手ユナイテッド・グループはこのほど、スウェーデン同業テレ2のクロアチア事業を買収することで合意したと発表した。取引額は2億2,000万ユーロ。年内に当局の認可が得られる見通しだ。 テレ2は人口430万人のク

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