石油・石炭・ガス

生産者物価の下げ幅2カ月連続で縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した7月の生産者物価指数は前年同月比1.7%減となり、6カ月連続で低下したものの、下げ幅は2カ月連続で縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除 […]

ポルシェ―ガソリン車に違法性の疑い―

フォルクスワーゲン(VW)の高級乗用車子会社ポルシェがガソリン車に違法な変更を加えていた疑いが浮上している。大衆紙『ビルト』が日曜版で報じ、同社と監督官庁の独連邦陸運局(KBA)が追認した。 2016年まで販売していた車

ルーマニア石化大手、医療マスク用の新材料を開発

カザフスタン国営カズムナイガス(KMG)傘下のロムペトロル・ラフィナーレ(ルーマニア)は25日、新型コロナ感染予防に有効な医療用マスクの新材料を開発したと発表した。すでに品質・安全試験を終え、近く生産を開始する見通しだ。

OMVペトロル、料理宅配のフードパンダと提携

オーストリア石油大手OMVのルーマニア子会社OMVペトロルは18日、料理宅配サービスを手がけるフードパンダと提携すると発表した。ガソリンスタンドで扱う商品をフードパンダを通じて販売する。 この夏に試験導入したクルジュ・ナ

トルコ、黒海で天然ガス鉱床を発見

トルコのエルドアン大統領は21日、黒海で推定3億2,000万立法メートル規模の天然ガス鉱床を発見したと発表した。同国のガス鉱床として最大で、国営企業により2023年にも商業生産を開始する計画を明らかにした。政府は慢性的な

6月鉱工業生産9%増加、自動車はプラス55%に

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した6月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比8.9%増となり、2カ月連続で大幅に拡大した。新型コロナウイルス感染症の世界的な流行で大

VAT減税でインフレ率が最大1.6ポイント低下

ドイツ連邦統計局は13日、7月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、前年同月比のインフレ率(ドイツ基準)はマイナス0.1%となり、前月の同プラス0.9%から大幅に低下した。新型コロナ危機の景気対策の一環で付加価

シーメンス―4-6月期の営業益増加―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)が6日発表した2020年4-6月期(第3四半期)決算の製造分野(4月1日付で非継続事業となった発電設備部門=シーメンス・エナジーを含まない)の営業利益(EBITA、調整済み)は17億9

ソラリス、ワルシャワ市からCNGバス70台受注

ポーランドのバス製造大手ソラリスが8月初め、ワルシャワ市営交通局(MZA)と圧縮天然ガス(CNG)駆動バス70台の受注契約を交わした。MZAからはすでに電気バスを合計150台受注しているが、CNGバスの受注は初めて。契約

排ガス不正のダイムラーが米で和解、22億ドル支払いへ

自動車大手の独ダイムラーは13日、同社のディーゼル車に排ガスを不正に操作する装置が搭載されていたとされる問題で、米国の当局および集団訴訟の原告と和解することで原則合意したと発表した。和解総額は22億ドル。このほか裁判費用

独コンチネンタル、ルーマニア工場をガス発電に切り替え

独自動車部品大手のコンチネンタルは12日、ルーマニア西部のティミショアラにある電子部品工場の発電システムを刷新したと発表した。燃料に燃焼ガスを用いることで効率性を高めるとともに、環境負荷の低減とコストの最適化を実現した。

輸入物価の下げ幅縮小、6月は-5.1%に

ドイツ連邦統計局が7月29日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比5.1%減と大幅に低下したものの、下げ幅は前月の7.0%から縮小した。エネルギーの低下率が前月の50.6%から37.2%に縮小したことが大きい。エネルギー

ポーランド競争当局、ガスプロムに5,000万ユーロの罰金

ポーランド競争当局(UOKiK)は3日、ロシア国営ガスプロムに対し罰金2億1,300万ズロチ(5,000万ユーロ)を科す決定を下した。ロシアとドイツを直接結ぶ天然ガスパイプライン「ノルド・ストリーム2」の敷設プロジェクト

エボニック

特殊化学大手の独エボニックが4日発表した2020年4-6月期(第2四半期)決算の営業利益(EBITDA、調整済み)は前年同期比19%減の4億5,600万ユーロと振るわなかった。新型コロナ危機に伴う需要の減少が響いた格好で

インフレ率が-0.1%に急落、付加価値税の引き下げで

ドイツ連邦統計局が7月30日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.1%減となり、インフレ率は前月の0.9%から1.0ポイント低下した。前年同月比のインフレ率がマイナスとなるのは2016年4月以来で、4年3

トルコBDYグループ、国内最大のLPG基地を取得

液化天然ガス(LPG)の卸売などを手がけるトルコBDYが、ロシア資本のペトガス(Petgaz)を買収した。ペトガスはトルコ国内で最大のLPG基地を有しており、BDYではLPG事業の前進に大きく貢献するとみている。取引額は

ドイツ銀行―石炭採掘向け融資などを25年までに停止―

ドイツ銀行(フランクフルト)は27日、石炭採掘プロジェクト向けの融資や資金調達業務を遅くとも2025年までに停止すると発表した。地球温暖化防止に向けた規制や世論の圧力が強まっていることに対応する狙いで、新規の石炭発電プロ

BASF―カーボンフットプリント情報を顧客に開示―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)は28日、自社製品の製造に伴い発生した二酸化炭素(CO2)の総量(カーボンフットプリント)を顧客に開示すると発表した。地球温暖化防止に向けた規制の強化を背景に製造業界では製

BMW―ライフサイクルCO2排出量を10年で3分の1削減―

高級乗用車大手の独BMW(ミュンヘン)は27日、車の生産から廃棄に至るライフサイクル全体で排出する二酸化炭素(CO2)の総量を2030年までの10年間で少なくとも3分の1削減する目標を発表した。目標達成の進捗状況を毎年レ

FCAなどに立ち入り捜査、排ガス不正容疑で

独フランクフルト検察当局は22日、欧米自動車大手フィアット・クライスラー・オートモービルズ(FCA)と欧州商用車大手CNHインダストリアルを対象に3カ国で立ち入り調査を実施したことを明らかにした。ディーゼル車の排ガスを不

30年の温効ガス削減目標、環境相理で合意できず

欧州連合(EU)加盟国は14日、テレビ会議方式で環境相理事会を開き、2030年の温室効果ガス削減目標について協議したが、従来の目標を引き上げるかどうかについて意見が分かれ、結論を持ち越した。 EUは地球温暖化対策の国際的

鉄鋼業を政府が支援へ、水素製鉄への転換を促進

ドイツ政府は15日の閣議で、鉄鋼産業支援策を了承した。国内の二酸化炭素(CO2)排出削減を図るとともに、厳しい状況に置かれている同業界が競争力を長期的に維持できるようにする狙い。 欧州の鉄鋼業界は過剰生産能力や、中国製品

ポーランド石油大手オルレン、石油開発のPGNiGを買収

ポーランドの石油最大手PKNオルレンは14日、国内の石油天然ガス大手PGNiGの買収に向け、国家資産省と基本合意書を交わしたと発表した。「液体燃料だけでなくガス・電力も守備範囲に収める多角的なエネルギー企業」を組織すると

生産者物価の下げ幅5カ月ぶりに縮小

ドイツ連邦統計局が20日発表した6月の生産者物価指数は前年同月比1.8%減となり、5カ月連続で低下したものの、下げ幅は5カ月ぶりに縮小した。新型コロナ危機に伴うエネルギー価格下落の幅が狭まったことが大きい。エネルギーを除

PKNオルレン、重油熱分解装置で石油精製品の生産拡大

ポーランド石油化学最大手のPKNオルレンはこのほど、同国中部のプウォツク製油所で重油熱分解(Visbreaking)装置の設置作業を開始したと発表した。利益率の高いガソリンやディーゼル油を精製する目的。新装置による生産開

トルコ発電船大手、シエラレオネ電力公社と5年契約

トルコの発電船大手カルパワーシップは14日、シエラレオネ国営電力供給会社(EDSA)と新たに5年間の発電契約を交わしたと発表した。取引額は明らかにしていない。投入する発電船は重油または液化天然ガス(LNG)を燃料とする。

トルコ建設大手エンカ、タタールスタンにCCGT発電所を設置

トルコの建設・エネルギー会社エンカ(Enka)はこのほど、ロシアの石油・ガス企業タトエネルゴとの間で、タタールスタン共和国のザインスク発電所にガスタービン・コンバインドサイクル発電所(CCGT)を設置する事業のターンキー

ガスプロム1-3月決算は減収減益、赤字額1,160億ルーブル

ロシア国営で天然ガス世界最大手のガスプロムが14日発表した2020年第1四半期(1-3月期)決算は、最終利益が前年同期の5,360億ルーブルから1,160億ルーブル(16億4,000万ドル)の赤字に転落した。赤字決算とな

30年の温効ガス削減目標、環境相理で合意できず

EU加盟国は14日、テレビ会議方式で環境相理事会を開き、2030年の温室効果ガス削減目標について協議したが、従来の目標を引き上げるかどうかについて意見が分かれ、結論を持ち越した。 EUは地球温暖化対策の国際的枠組みを定め

ポーランド石油大手オルレン、石油開発のPGNiGを買収

ポーランドの石油最大手PKNオルレンは14日、国内の石油天然ガス大手PGNiGの買収に向け、国家資産省と基本合意書を交わしたと発表した。「液体燃料だけでなくガス・電力も守備範囲に収める多角的なエネルギー企業」を組織すると

トルコ発電船大手、シエラレオネ電力公社と5年契約

トルコの発電船大手カルパワーシップは14日、シエラレオネ国営電力供給会社(EDSA)と新たに5年間の発電契約を交わしたと発表した。取引額は明らかにしていない。投入する発電船は重油または液化天然ガス(LNG)を燃料とする。

卸売物価の下げ幅、6月は3.3%に縮小

ドイツ連邦統計局が13日発表した6月の卸売物価指数は前年同月比3.3%減となり、下げ幅は前月の同4.3%から縮小した。新型コロナ危機に伴う石油製品の下落率が前月の32.2%から23.4%に縮小したことが大きい。 石油以外

インフレ率上昇もエネルギーを除くと横ばい

ドイツ連邦統計局は14日、6月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.9%、前月比が0.6%で、ともに速報値と変わりがなかった。エネルギーは前年同月比で6.2%下落したも

シーメンス―発電設備部門分離を株主が承認―

独電機大手シーメンス(ミュンヘン)の臨時株主総会が9日、バーチャル形式で開催され、発電設備子会社シーメンス・エナジーの分離計画が99.36%の賛成で承認された。シーメンスは今後、経営資源を「スマート・インフラ」「デジタル

BASF―第2四半期の純損益が赤字に―

化学大手の独BASF(ルートヴィヒスハーフェン)が10日発表した2020年4~6月期(第2四半期)暫定決算の純損益は8億7,800万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(59億5,400万ユーロ)から大幅に悪化した。新型コ

シーメンスの発電設備部門分離、株主が承認

独電機大手シーメンスが9日に開いた臨時株主総会で、発電設備子会社シーメンス・エナジーを分離する計画が99.36%の賛成で承認された。シーメンスは今後、経営資源をスマート・インフラ」「デジタル・インダストリー」「モビリティ

英BP、石油化学事業をイネオスに売却

英石油大手のBPは6月29日、石油化学事業を英石化大手イネオスに売却することで合意したと発表した。低炭素エネルギー事業にシフトする戦略に沿ったもので、取引額は50億ドルに上る。 BPは2020年末までの売却手続き完了を見

5月鉱工業生産8%増加

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した5月の鉱工業生産指数(暫定値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比7.8%増となり、前月の同17.5%減から大幅に好転した。同指数の上昇は3カ月ぶり。新型

石炭発電廃止法案を両院が可決

ドイツ連邦議会(下院)と連邦参議院(上院)は3日、石炭発電廃止法案をそれぞれ可決した。これで同国は早ければ2035年、遅くとも38年までに石炭発電を全廃することが確定。ペーター・アルトマイヤー経済相は「ドイツの化石燃料の

新築住宅の67%が再生エネ暖房を装備

2019年に新築された住宅10万8,100軒のうち再生可能エネルギー暖房を装備するものは67.2%に上り、前年の66.6%から0.6ポイント拡大したことが、連邦統計局の発表で分かった。再生エネ暖房をメイン暖房として使用す

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