統計

粗鋼生産が15カ月ぶり増加、5月は+0.2%に

独鉄鋼業界団体シュタールが21日に発表した5月の粗鋼生産高は324万8,000トンとなり、前年同月を0.2%上回った。増加は15カ月ぶり。粗鋼生産はロシアのウクライナ侵攻を受けて昨年3月に減少へと転落。9月には2ケタ台に

ライン川の水位が警戒水準に低下、景気に悪影響も

ライン川の水位が数日間、航行に支障が出る水準まで低下した。同河川は石油や石炭、化学物質などの重要な輸送ルートであるため、川底が一部干上がった昨年夏のような状況になると、景気の回復が遅れる懸念がある。 ライン川ではライン渓

住宅価格が統計開始後最大の下げ幅に

ドイツ連邦統計局が23日に発表した2023年第1四半期の住宅価格指数(暫定値)は前年同期比6.8%減となり、統計を開始した00年以降で最大の下げ幅を記録した。同指数の低下は2四半期連続。住宅価格は欧州中央銀行(ECB)の

単身世帯の割合が41%に、1950年の2倍強

ドイツの単身世帯数は2022年時点で4,090万世帯となり、全体の41%弱に上ったことが、連邦統計局の発表で分かった。1950年時点では同割合が19%にとどまっており、2倍以上に拡大した計算だ。人口に占める単身生活者の割

5月のEU新車販売18.5%増、10カ月連続プラスに

欧州自動車工業会(ACEA)が21日に発表したEU27カ国の5月の新車乗用車の販売(登録)台数は93万8,950台となり、前年同月から18.5%増加した。販売増加は10カ月連続。電気自動車(EV)の販売が好調で、市場をけ

4月のユーロ圏貿易収支、3カ月ぶり赤字に

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表した4月の貿易収支(速報値、季節調整前)統計によると、ユーロ圏の収支は117ユーロの赤字となった。赤字となるのは3カ月ぶり。前月は256ユーロの黒字だった。(表参照) 輸出が前年同期

ユーロ圏労働コスト、1~3月は5%上昇

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2023年1~3月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比5.0%だった。上げ幅は前期の5.6%を下回った。(表参照) 労働コス

ユーロ圏建設業生産高、4月は0.2%増

EU統計局ユーロスタットが20日に発表したユーロ圏の4月の建設業生産高(季節調整済み、速報値)は前年同月比0.2%増だった。前月は3カ月ぶりに落ち込んだが、再び復調した。(表参照) 分野別では建築が0.3%減、土木が3.

EU新車販売、5月は18.5%増加 1/2

欧州自動車工業会(ACEA)は21日、欧州連合(EU)の2023年5月の乗用車新車販売(新車登録)が93万8,950台となり、前年同月に比べ18.5%増加したと発表した。販売増加は10カ月連続。主要4カ国ではイタリア(2

インフレ率3カ月連続低下、コアでは5.4%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した5月の消費者物価指数は前年同月比6.1%増となり、インフレ率は3カ月連続で低下した。ただ、水準自体は依然として極めて高い。これまでに引き続き食料品が最も強く全体を押し上げた。 エネルギーの

生産者物価の上げ幅が2年4カ月ぶりの低水準に、5月は1%

ドイツ連邦統計局が20日発表した5月の生産者物価指数(2015年=100)は前年同月比1.0%増となり、上げ幅は21年1月以来2年4カ月ぶりの水準に縮小した。ロシアのウクライナ侵攻開始から1年以上が過ぎたことから、ベース

卸売物価、5月はピーク時比で4%低下

ドイツ連邦統計局が14日発表した5月の卸売物価指数(2015年=100)は前年同月比1.1%減の133.1(2015年=100)となり、2カ月連続で低下した。22年3月(132.5)以来の低い水準で、過去最高となった22

製造業受注残高2カ月連続減少、新規受注の低迷受け

ドイツ連邦統計局が20日発表した4月の製造業受注残高指数(2015年=100)は物価調整後の実質に営業日数・季節要因を加味したベースで146.8(暫定値)となり、前月を0.8%下回った。同指数の低下は2カ月連続。サプライ

独電機業界、輸出は増加続く

独電気電子工業会(ZVEI)が19日に発表した同国の4月の電機製品輸出高は190億ユーロとなり、前年同月を7.0%上回った。業界の新規受注は3月以降、減少が続いているものの、潤沢な受注残を背景に輸出は高い伸びが続いている

スタートアップの資金調達に逆風

ドイツのスタートアップ企業が事業資金の確保に苦戦しているもようだ。独情報通信業界連盟(Bitkom)がハイテク系新興企業203社を対象に実施したアンケート調査によると、「投資家の出資抑制姿勢が強まっている」との回答は79

企業倒産が大幅増、景気低迷などで1-3月期+18%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した1-3月期の企業倒産件数は4,117件となり、前年同期を18.2%上回った。コロナ支援終了のほか、景気低迷が響いた格好だ。会社更生手続きの申請件数が4月と5月に増加したことから、倒産は4-

人口が1年で1.3%増加、ウクライナ難民受け入れで

ドイツの人口が2022年12月末時点で推定8,440万人となり、前年同日比で1.3%(112万2,000人)増加したことが、連邦統計局の発表で分かった。ロシアの軍事侵攻を受けるウクライナからの難民を受け入れたことで人口が

5月のユーロ圏インフレ率、確定値も6.1%

EU統計局ユーロスタットが16日に発表した5月の消費者物価統計によると、ユーロ圏のインフレ率(確定値)は速報値と同じ前年同月比6.1%となり、前月の7.0%から0.1ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は2カ月ぶりで、20

ユーロ圏鉱工業生産、4月は1%上昇

EU統計局ユーロスタットが14日に発表したユーロ圏の4月の鉱工業生産指数(季節調整済み、速報値)は前月比で1.0%の上昇となった。プラスとなるのは2カ月ぶり。前月は3.8%のマイナスだった。(表参照) 分野別では機械など

ロシア新車販売、5月は112.1%増加

ロシアの欧州ビジネス協会(AEB)は6日、同国の2023年5月の新車販売(乗用車・小型商用車)が5万1,466台となり、前年同月に比べ112.1%増加したと発表した。1~5月の累計は、前年同期比26%減の22万8,500

英新車登録、5月は16.7%増加

英自動車工業会(SMMT)は5日、同国の2023年5月の乗用車新車登録が14万5,204台となり、前年同月に比べ16.7%増加したと発表した。増加は10カ月連続。新車供給が改善していることが大幅な増加の背景にある。なお、

ボルボ・カーの5月販売31%増、BEVは196%増加

スウェーデン乗用車大手のボルボ・カーが5日発表した5月の世界販売は6万398台で、前年同月に比べ31%増加した。販売増加は9カ月連続。完全電気自動車(BEV)やプラグインハイブリッド車(PHV)など充電可能な車種の専門ブ

高齢者の割合22%、1950年の2倍以上に

ドイツの人口に占める65歳以上の高齢者の割合は2021年時点で22%に達したことが、連邦統計局の7日の発表で分かった。1950年時点では10%(旧東ドイツを含む)にとどまっており、70年強で2.1倍に高まった計算だ。平均

ゼロコロナ解除後も独社の中国事業不振

ゼロコロナ規制が解除されたにもかかわらず、ドイツ企業の中国事業見通しは改善していないことが、在中国ドイツ商工会議所(AHK中国)が会員企業を対象に実施したアンケート調査で分かった。イェンス・ヒルデブラント理事は、「市場の

鉱工業生産4月は微増

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が7日発表した4月の鉱工業生産指数(2015年=100)は物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.3%増の98.8(暫定値)に上昇した。同指数の改善は2カ月ぶり。製造業新規

立地条件悪化も電機メーカーが国内投資優先

ドイツの産業立地条件が悪化しているにもかかわらず、同国の電機メーカーの大半が自国への投資を優先していることが、独電気電子工業会(ZVEI)の臨時アンケート調査で分かった。ヴォルフガング・ヴェーバー専務理事は、煩雑な規制や

電機業界の新規受注2カ月連続減少

独電気電子工業会(ZVEI)が12日発表した同国電機業界の4月の新規受注高は前年同月を4.1%下回った。減少は2カ月連続。経済の世界的な低迷が影響している。物価を加味した実質ベースでは4カ月連続で前年同月割れとなった。

ユーロ圏小売業売上高、7カ月連続で低迷

EU統計局ユーロスタットが6日に発表したユーロ圏の4月の小売業売上高(速報値・数量ベース)は前年同月比2.6%減だった。低迷は7カ月連続。物価高で実質所得が減り、個人消費を圧迫する状況が続いている。金利上昇、景気の停滞を

ユーロ圏生産者物価、4月も上昇鈍化

EU統計局ユーロスタットが5日に発表したユーロ圏の4月の生産者物価(建設業を除く)上昇率は前年同月比1.0%となり、前月の5.5%を下回った。エネルギー高騰の鈍化に伴い、縮小が続いている。(表参照) 上昇率は一時、40%

ドイツ乗用車新車登録、5月は19.2%増加 1/4

ドイツ連邦陸運局(KBA)は6月5日、同国の2023年5月の乗用車新車登録が24万6,966台となり、前年同月に比べ19.2%増加したと発表した。法人が前年同月比28.7%増の16万9,118台と、全体の68.5%を占め

ドイツ国内生産、5月は24%増加

独自動車工業会(VDA)は6月5日、同国の2023年5月の乗用車生産が38万100台となり、前年同月に比べ25%増加したと発表した。1~5月の累計は、前年同期比32%増の183万8,200台だった。大幅に増加しているもの

労働市場低迷、5月失業者数が実質増に

ドイツ連邦雇用庁(BA)が5月31日発表した同月の失業者数は254万4,000人となり、前月を4万2,000人下回った。ただ、減少幅は5月としては小さく、季節要因を加味したベースでは9,000人、増加した。ダニエル・テル

乗用車市場の回復続く、5月新車登録19%増に

ドイツ連邦陸運局(KBA)が5日発表した5月の乗用車新車登録台数は前年同月比19.2%増の24万6,966台となり、4カ月連続で拡大した。サプライチェーンのひっ迫緩和で受注残の消化が加速している。ただ、コロナ禍前の19年

機械業界の新規受注、4月は20%減に

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が5日発表した独業界の4月の新規受注高は物価調整後の実質で前年同月比20%減と大幅に落ち込んだ。世界経済の低迷が反映された格好。VDMAのエコノミストは、改善の兆しはないと述べた。 国内受注

化学業界の景況感悪化、川下業界の低迷を反映

Ifo経済研究所が1日に発表した独化学業界の5月の景況感指数(DI)はマイナス11.1ポイントとなり、前月(-3.9ポイント)を約7ポイント下回った。今後の見通しを示す期待指数がプラス11.4ポイントからマイナス4.1ポ

バイオ企業の資金調達、2年連続で大幅減少

ドイツのバイオテクノロジー企業が2022年に調達した資金の総額は前年比38%減の8億1,200万ユーロと大きく落ち込んだことが、監査法人大手のアーンスト・アンド・ヤング(EY)が作成した2023年版『ドイツ・バイオテクノ

トルコの5月インフレ率39.59%、ガス無料化で一段と縮小

●政府は先月の選挙に先立ちガス無料化を約束 ●同措置による政府の費用負担は17億6.300万ユーロに上る トルコ統計局(TUIK)が5日発表した5月の消費者物価指数(CPI)の上げ幅は前年同月比で39.59%となり、前月

メーカーの4割が国外移転を開始・検討

ドイツ経済を底支えする中小・中堅メーカーの間に製造拠点を国外に移転する動きが強まってきた。背景にはエネルギー価格の高騰など一過性の問題のほか、構造要因も横たわっており、経済界の危機感は大きい。独産業連盟(BDI)のジーク

インフレ率が大幅低下、5月は6.1%に

ドイツ連邦統計局が5月31日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比6.1%増と大きく上昇したものの、上げ幅は前月(7.2%)を1.1ポイント下回った。インフレ率の低下は3カ月連続。比較対象の2022年5月はロ

輸入物価が09年以来の下げ幅に、4月は-7%

ドイツ連邦統計局が5月31日発表した4月の輸入物価指数(2015年=100)は前年同月比7.0%減の128.6となり、09年10月以来の大幅下落を記録した。同物価の低下は2カ月連続。比較対象の22年4月はロシアのウクライ

4月は輸出増も水準低く

ドイツ連邦統計局が5日発表した4月の輸出高(暫定値)は営業日数・季節調整ベースで前月比1.2%増の1,304億ユーロとなり、2カ月ぶりに拡大した。比較対象の前月は6.0%減と大幅に落ち込んでいたことから、4月はベース効果

製造業新規受注4月も減少

ドイツ連邦統計局と連邦経済省が6日発表した4月の製造業新規受注指数(2015年=100)は、物価調整後の実質に季節・営業日数を加味したベースで前月比0.4%減の94.8(暫定値)となり、2カ月連続で落ち込んだ。減少幅は前

5月のユーロ圏インフレ率は6.1%、22年2月以来の低水準に

EU統計局ユーロスタットが1日に発表したユーロ圏の5月のインフレ率(速報値)は前年同月比6.1%となり、前月の7.0%から0.9ポイント縮小した。インフレ率の鈍化は2カ月ぶり。2022年2月以来の低水準となった。ただ、欧

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