総合物流

「河川交通インフラの近代化・拡充を」、化学業界が要求

独化学工業会(VCI)は3日、河川交通インフラの近代化と拡充を行い、輸送能力を向上させるよう国と州の交通政策当事者に訴えた。インフラの老朽化と水位低下による輸送能力の低下が、河川物流への依存度が高い化学業界の緊急の問題と

アムール川鉄橋、軌道敷設工事が開始

中国とロシアの共同インフラ事業アムール川鉄橋プロジェクトで、このほど土木工事が完了し、両国の建設会社が鉄道架線工事に着手した。現地日刊紙『黒竜江新聞』が2日報じたもので、5月20日までの完工を目指す。同鉄橋は両国極東部の

スロベニア郵便、国内物流大手を買収

スロベニア国営郵便(ポシュタ・スロベニエ)が国内物流大手インターヨーロッパの株式72%を1億500万ユーロで買収するもようだ。物流事業を強化して売上高を拡大する狙いで、今週中に契約に調印する見通しという。取引に伴い、イン

デンマーク物流大手DSV、パナルピナ買収で合意

デンマークの物流大手DSVは1日、スイス同業パナルピナを買収することで合意したと発表した。買収額は46億スイスフラン(約5,127億円)。DSVはドイツポスト傘下のDHL、スイスのキューネ・アンド・ナーゲル、独DBシェン

Dachser

独物流大手のダクサー は、ドイツのシュツットガルトで、市内の歩行者ゾーン周辺に電動トラックと電動アシスト自転車で配送業務を実施する特別地区(約4平方キロメートル)を設けた。他の都市にも同様の取り組みを広げていく方針を示し

ヤマト運輸―独社製EVトラック500台を調達―

ヤマト運輸は3月27日、ドイツポストの電気自動車(EV)子会社ストリートスクーター(STS)から、宅配に特化した日本初の小型商用EVトラックを調達する契約に調印した。物流全体の課題である環境負荷を軽減するとともに、安心・

三菱ふそう―DB物流子会社にeキャンター納入―

独ダイムラー傘下の三菱ふそうは2日、電気小型トラック「eキャンター」をドイツ鉄道(DB)の物流子会社DBシェンカーに納入したと発表した。DBシェンカーはベルリンで試験投入している同車両を高く評価。新たに4車両を調達した。

ハンブルク港がドローン投入を検討

ハンブルク港運営会社HHLAは3月27日、港内のコンテナ輸送へのドローン(無人機)投入を検討していることを明らかにした。同社は自動運転トラックやハイパーループの利用も視野に入れるなど、港湾作業の効率化と新しい事業モデルの

ハパックロイド―19年の営業益は最大2倍に―

海運大手の独ハパックロイド(ハンブルク)は22日の決算発表で、2019年12月期の営業利益(EBIT)が18年12月期の4億4,300万ユーロから「5億~9億ユーロ」へと拡大するとの予測を明らかにした。増加幅は最大で10

18年の河川物流11%減少、猛暑の影響で

ドイツ連邦統計局が25日発表した同国の2018年の河川貨物輸送量は1億9,800万トンとなり、前年比で11.1%落ち込んだ。猛暑で主要河川の水位が大幅に低下し、輸送能力が下がったことが響いた格好だ。特に8月以降は前年同月

BASF―18年は2ケタ減益に―

化学大手の独BASFが26日発表した2018年12月期決算の営業利益(EBIT、特別項目を除く)は前期比16.9%減の63億5,300万ユーロと大きく落ち込んだ。自動車業界の低迷や米中通商摩擦のほか、ルートヴィヒスハーフ

中央アジア諸国、外国資本呼び込みに注力

豊富な天然資源に加え人口増や安価な労働力などにより、中央アジア諸国は外国資本にとり魅力的だ。コンサルティング大手のボストン・コンサルティングによると、カザフスタンやウズベキスタンなど同地域の非資源産業に対しては将来的に4

レンゴーがトルコに新会社設立、スチールラックを製造・販売

段ボールなど包装材を手がけるレンゴー(本社:大阪市)は15日、香港子会社のトライウォールがトルコ北西部のコジャエリ県に新会社「トライウォール・メタル」を設立したと発表した。主に自動車部品の輸送・保管に使うスチールラックの

「海洋国家」を狙うカザフスタン

中央アジアのカザフスタンが北極海航路の開発に期待を寄せている。ユーラシア大陸の中央に位置し海への出口をもたない同国は、北極海につながる河川を通じた航路の開拓を同国の経済開発に結びつけようとしている。同国は国際河川の港湾施

アウディの完成車工場が停止、エンジン工場のストで

フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社アウディは28日から2日間、本社所在地の独インゴルシュタットにある完成車工場の操業を停止した。ハンガリーのジュールにある同社工場のストライキを受けて、エンジンを調達できなくなったた

デンマーク物流大手DSV、スイス企業に買収提案

デンマークの物流大手DSVは16日、スイスの同業パナルピナに対して約40億スイスフラン(約4,410億円)の買収案を提示したと発表した。両者の取引が成立すると、貨物輸送で世界5位のDSVは同3位の独DBシェンカーに迫る事

シーメンス―DB貨物子会社から機関車受注―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は18日、ドイツ鉄道(DB)の貨物輸送子会社DBカーゴに機関車100台を供給する枠組み契約を締結したと発表した。まずは「ベクトロンMS」40台を納入する。納入期間は2月から来年6月まで

DSV―スイス同業に買収提案―

デンマークの物流大手DSV(ヘデフセン)は16日、スイスの同業パナルピナに対して約40億スイスフランの買収案を提示したと発表した。両社の取引が成立すると、貨物輸送で世界5位のDSVは同3位の独DBシェンカーに迫る事業規模

トラック走行料金徴収業務の再民営化を中止

ドイツ連邦交通省は15日、トラック走行料金事業の再民営化計画を取り止めると発表した。国が直接、同事業を運営した方が経済性が高いと判断したためで、暫定的に国有化していたトラック走行料金徴収会社トル・コレクトを今後も国有会社

デンマーク物流大手DSV、スイス企業に買収提案

デンマークの物流大手DSVは16日、スイスの同業パナルピナに対して約40億スイスフラン(約4,410億円)の買収案を提示したと発表した。両者の取引が成立すると、貨物輸送で世界5位のDSVは同3位の独DBシェンカーに迫る事

フランクフルト空港利用者数、過去最高の6950万人に

フランクフルト国際空港の運営会社フラポートが14日発表した同空港の2018年の利用者数は前年比7.8%増の6,950万人へと拡大し、2年連続で過去最高を更新した。新路線開設のほか、航空会社がフライトの頻度を高めたことが大

ユニパー―商船三井と共同で独にLNGターミナル設置―

エネルギー大手の独ユニパー(デュッセルドルフ)は17日、商船三井と共同でドイツ北部のヴィルヘルムスハーフェン港に液化天然ガス(LNG)ターミナルを設置することで合意したと発表した。LNGターミナルがドイツに建設されるのは

サハリン架橋の夢

サハリン島とロシア本土を結ぶ架橋計画が再浮上している。連邦近代化計画に盛り込まれ、最終的にはプーチン大統領が実施するかどうかを決定するという。ただ、45億ユーロ前後と推定される工費を考慮すると、実現は難しそうだ。 サハリ

BASFがTDI生産停止、ライン川の水位低下で原料不足に

独化学大手のBASFは26日、ルートヴィヒスハーフェン本社工場でトルエンジイソシアネート(TDI)の生産を停止すると発表した。ライン川の水位低下で、原料を確保できなくなったため。パイプライン、トラック、鉄道輸送を強化した

企業敷地内でのスト参加呼びかけは違法か

労働組合が従業員に対するスト参加の呼びかけをスト対象企業の敷地外で行うことに法的な問題はない。では、そうした活動を敷地内で行った場合はどうなのだろうか。この問題を巡る係争で最高裁の連邦労働裁判所(BAG)が20日に判決(

BMWが英に部品空輸も、合意なき離脱対策で

自動車大手の独BMWは、英国が協定を結ばないままEUを離脱する「合意なき離脱」に至る場合の準備を進めている。無秩序な離脱が現実になると、EU~英国間の物流が大幅に滞りEU製の部品を予定通りに英工場に輸送できなくなる恐れが

コベストロ―利益見通し引き下げ、猛暑など響く―

化学大手の独コベストロ(レバークーゼン)は20日、2018年12月期の営業利益(EBITDA)予測を下方修正した。競争激化とコスト拡大、引当金の計上を踏まえたもので、前期実績(34億4,000万ユーロ)を「上回る」として

ティッセンクルップ―利益見通し引き下げ―

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は8日、2018年9月通期の純利益見通しを下方修正した。子会社のカルテル容疑に絡んで引当金を計上するためで、前期実績の2億7,100万ユーロを「大幅に上回る」としていた従来予測を1

東京ガス―独RWEと協業へ―

東京ガスは9日、独エネルギー大手RWEのトレーディング子会社RWEサプライ・アンド・トレーディングと相互協力に関する協定を締結したと発表した。原料調達分野を中心に連携を図る。 RWEサプライ・アンド・トレーディングは欧州

ベアリング大手シェフラー、英の2工場を閉鎖

ベアリング大手の独シェフラーは6日、英国の2工場を閉鎖すると発表した。長期的な競争力強化に向けて2016年に開始した「アジェンダ4プラス・ワン」プログラムに基づく英事業再編計画の一環。英国がEUからどのような形で離脱する

ドイツが対中姿勢を転換、経済界は依存の低減を呼びかけ

中国に対する警戒感がドイツの政財界でこれまで以上に強まってきた。中国事業に伴うリスクが近年、高まっているためで、独産業連盟(BDI)は加盟企業に中国依存の低減を呼びかける意向だ。ペーター・アルトマイヤー経済相は就任後初の

シェフラー―英事業再編、2工場など閉鎖へ―

ベアリング大手の独シェフラー(ヘアツォーゲンアウラハ)は6日、英国事業の再編計画を発表した。競争力を長期的に確保する目的で2016年に開始したプログラム「アジェンダ4プラス・ワン」に基づく措置で、2工場を含む3拠点を閉鎖

富士通―独アウグスブルク工場閉鎖へ―

富士通がドイツ南部のアウグスブルクにあるコンピューター工場を閉鎖する。広報担当者の情報として現地メディアが26日、報じたもので、組織再編の一環として2020年までに生産を停止する。同社はドイツの開発、生産、物流業務を日本

カザフ、英国と投資プロジェクトを実施

カザフスタンの投資促進機関カザフインベストは8日、英国輸出信用保証局とエネルギーなど4つの分野における投資プロジェクトに参加することで合意し、基本合意書を交わした。両者は今後、カザフスタンが重点を置く分野で協力してプロジ

ブルガリア、プロブディフ空港運営権入札を取りやめ

ブルガリア政府は10日、プロブディフ空港の運営権入札を取りやめると発表した。今年3月に中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)とオランダに拠点を置くプロブディフ・エアポート・インベスト(PAI)が合同応札で同運営権を落

カールシュタット―物流合弁設立へ―

独デパート大手カールシュタット(エッセン)は9月26日、独物流大手フィーゲと合弁会社フィーゲXログを設立すると発表した。新会社は2020年からカールシュタットの全物流業務を引き受けるほか、第三者企業向けにもサービスを提供

BMW―ブレグジット直後に英工場の操業を一時停止―

高級車大手の独BMW(ミュンヘン)は英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)直後に英工場の操業を一時停止する。英ニュース専門局スカイ・ニュースが報じ、同社が追認したもので、広報担当者は英国が通商協定を結ばずにEUを離脱

独車部品BHTC、ブルガリアの拠点拡張

独自動車部品メーカーのベーア・ヘラー・サーモコントロール(BHTC)は、ブルガリア・ソフィアの生産・物流拠点を拡張することで同国政府と基本合意した。ブルガリア政府が8月29日に明らかにしたもので、投資額は3,160万レフ