証券

ブッシュ―同業ファイファーへのTOBを中止―

真空ポンプ製造の独ブッシュは14日、同業ファイファー・バキューム・テクノロジーズに対する株式公開買い付け(TOB)を中止した。買い取り提示額が低くTOBに応じる株主がほとんどいなかったうえ、ファイファーが対抗策を打ち出し […]

ワッカー・ケミー―ウエハー子会社株を大量放出―

化学大手の独ワッカー・ケミー(ミュンヘン)は15日、シリコンウエハー子会社シルトロニックの株式630万株を機関投資家に売却し、出資比率を51.8%から30.8%へと引き下げたと発表した。売却益は3億5,200万ユーロに上

エーオン―13.5億ユーロの増資―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)は16日、新株を発行し約13億5,000万ユーロの資金を調達したと発表した。同社は放射性廃棄物の処理費用と在来型発電子会社ユニパーでの減損損失が響いて2016年12月期に過去最大の赤

ダグラス―スペイン香水販売大手を買収―

香水販売大手の独ダグラス(デュッセルドルフ)は16日、スペイン同業グルーポ・ボディベルをH.I.G.ベイサイド・キャピタルを中心とする投資家グループから買収することで合意したと発表した。進出先のすべての市場で2位以内を確

ソラリスバンク―SBIなどから資金調達―

ITを駆使した金融サービスを手がけるドイツの新興銀行ソラリスバンク(ベルリン)は13日、SBIグループなどから総額2,630万ユーロの出資を受けたと発表した。足元の欧州事業を強化するとともに、SBIと手を組んでアジア市場

VWの一時代に幕、ピエヒ前会長が資本引き上げの方向

自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の親会社ポルシェ・アウトモビル・ホールディングSE(ポルシェSE)は17日、フェルディナント・ピエヒ監査役(VWの前監査役会長)がポルシェSEの保有株を同社の共同出資者であるポルシェ家

自動車部品大手ゲスタンプ、下期に上場へ

スペインの自動車部品大手ゲスタンプは13日、今年下期の上場を計画していることを明らかにした。上場後の時価総額は約37億ユーロに達する見通しで、欧州で今年に入って実施される新規株式公開(IPO)としては最大規模となる。 ゲ

エボニック―化粧品防腐剤開発会社を買収―

化学大手の独エボニック(エッセン)は13日、化粧品防腐剤の開発・販売を手がける独ドクター・シュトレートマンス(Dr.Straetmans)を買収することで合意したと発表した。化粧品メーカー向けの製品を一手に提供できるよう

アクゾノーベル―米PPGが買収提案―

塗料世界最大手の蘭アクゾノーベル(アムステルダム)は9日、ガラス・塗料大手の米PPGインダストリーズから拘束力のない買収提案を受け取ったことを明らかにした。買収提示額は時価総額を上回っているものの、アクゾノーベルは同社の

シュターダ―中国企業が買収提案か―

独後発医薬品大手シュターダ(バート・フィルベル)の買収を中国の複合企業である復星国際の傘下企業、上海復星医薬が検討しているとの観測が浮上している。シュターダに対してはすでに投資会社アドベントとパーミラの企業連合と、同ベイ

トルコの格安航空ペガサス、イズエアへの出資拡大

トルコの格安航空会社(LCC)ペガサス航空は8日、独エアベルリンが保有するトルコのLCC、イズエアの株式29.51%を取得し、出資比率を98.63%に引き上げると発表した。現地日刊紙『ヒュリエット』によると、買収価格は1

蘭アクゾ・ノーベル、米PPGの買収提案を拒否

塗料世界最大手のアクゾ・ノーベル(オランダ)は9日、ガラス・塗料大手の米PPGインダストリーズから買収提案を受けたことを明らかにした。提示された買収額は時価総額を上回っているものの、アクゾ・ノーベルは同社の価値が過小評価

英スタンダード・ライフ、アバディーンと合併

英国の保険大手スタンダード・ライフと資産運用会社アバディーン・アセット・マネジメントは6日、合併で合意したと発表した。実質的にスタンダード・ライフがアバディーンを買収する形となる。これによって運用資産が約6,600億ポン

ドイツ銀行―巨額増資へ、ポストバンク放出は撤回―

ドイツ銀行(フランクフルト)は5日、競争力強化に向けた新たな経営戦略を発表した。巨額増資などを通して財務の健全化を図るとともに組織を再編。現在の4部門体制を3部門体制へと簡素化する。リテール子会社ポストバンクの放出計画は

ダイムラー―充電ソリューションの有力企業に出資―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)は2日、充電ソリューションの有力メーカーである米チャージポイントにリードインベスターとして出資すると発表した。チャージポイントは欧州市場進出を計画していることから、ダイムラーな

バイエル―コベストロ株を売却、出資比率53%に―

製薬・化学大手の独バイエル(レバークーゼン)は2月28日夜、法的に分離した素材子会社コベストロの株式10.9%を迅速ブックビルディング(ABB)方式で機関投資家に売却したと発表した。コベストロは現在、業績が好調で株価が上

ユニパー―露ガス権益を売却―

独エーオンから分離する形で設立された在来型発電大手のユニパー(デュッセルドルフ)は5日、シベリア西部のユジノ・ルスコエガス田の権益を墺エネルギー大手のOMVに売却することで合意したと発表した。石油・ガスの開発は中核事業で

ドイツテレコム―BT株価下落で純減益に―

電気通信大手のドイツテレコム(ボン)が2日発表した2016年12月期決算の純利益は前期比17.8%減の26億7,500万ユーロへと落ち込んだ。出資先である英同業BTグループの株価低下と、英国の欧州連合(EU)離脱決定に伴

LSEと独取引所の合併がとん挫へ、欧州委の要求拒否で

ロンドン証券取引所(LSE)は2月26日、ドイツ取引所と合併する計画について、欧州委員会が提示した承認条件を受け入れない意向を表明した。欧州委が両社に譲歩して条件を緩和することは考えにくいことから、合併のとん挫が濃厚とな

タカタ―独子会社など売却―

エアバッグの大量リコール問題で財務が悪化しているタカタは2月23日、独子会社など3社を米同業のトランスダイム・グループに売却したと発表した。コア事業である自動車安全部品の製造・販売以外の事業を売却する方針の一環。譲渡価格

ロンドン証取が独取引所との合併を実質断念

フランクフルト証券取引所の運営会社であるドイツ取引所とロンドン証券取引所(LSE)の合併計画は実現しない見通しだ。LSEが2月26日のプレスリリースで、欧州連合(EU)の欧州委員会から提示された合併承認の条件は受け入れら

店頭デリバティブ取引の変動証拠金規制、3月1日に導入

欧州証券市場監督機構(ESMA)、欧州銀行監督機構(EBA)、欧州保険年金監督機構(EIOPA)は23日、3月1日付で導入される店頭デリバティブ取引に係る変動証拠金規制について、市場参加者が新ルールへの対応に向けて努力し

LSEと独取引所、欧州委に追加の事業売却提案か

合併を決めたドイツ取引所とロンドン証券取引所(LSE)グループが、EUから同計画の承認を取りつけるため、追加の事業売却を提案するもようだ。21日付の英フィナンシャル・タイムズが報じた。 ドイツ取引所とLSEは2016年3

伊ウニクレディトの増資成功、モンテパスキ救済は難航

不良債権問題などで経営が悪化している伊最大手銀行のウニクレディトは23日、財務改善のため実施した130億ユーロの株主割当増資が成功したと発表した。これによって経営健全化に向けて大きく前進したことになる。一方、状況がより深

双日、独化学商社を買収

双日は20日、独化学品商社ソルバディス・ホールディングの発行済み株式を独投資ファンド、オーランド・マネージメントなどから取得し、完全子会社化すると発表した。欧州に化学品の新たな販売拠点を獲得し、化学品事業を強化する狙い。

クーカ―営業減益に、受注は20%以上増加―

産業ロボット・自動化機器大手の独クーカが15日発表した2016年12月期暫定決算の営業利益(EBIT)は1億6,600万ユーロとなり、前期比で15.0%減少した。中国の家電大手・美的集団が同社を対象に実施した株式公開買い

双日―独化学商社を買収―

双日は20日、独化学品商社ソルバディス・ホールディング(solvadis holding)の発行済み株式を独投資ファンド、オーランド・マネージメントなどから譲り受け完全子会社化すると発表した。欧州に化学品の新たな販売拠点

ドイツ銀行―中国企業が出資、3位株主に―

中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)は17日、ドイツ銀行の株式3.04%を取得したと発表した。ドイツ銀の株価は法務問題絡みの巨額引当金が響いて低迷していることから、今後の回復を見込んで資本参加した。出資比率を最大1

ロイズ・バンキング―ベルリンにEU統括拠点か―

英金融大手ロイズ・バンキング・グループが独ベルリン支店を子会社に昇格させるもようだ。英国の欧州連合(EU)離脱(ブレグジット)をにらんだ措置で、子会社化したうえで年内にも銀行免許を申請。EU事業の統括拠点とする。ロイター

アリアンツ―4期連続の営業増益に―

欧州保険最大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が17日発表した2016年12月期暫定決算の営業利益は108億3,300万ユーロとなり、前期比で0.9%増加した。営業増益は4期連続。生保・医療保険部門が好調だったことから、かろ

ファイファー・バキューム

独真空ポンプ大手ファイファー・バキューム・テクノロジーズは15日、独同業ブッシュが同社を対象に開始した株式公開買い付け(TOB)の受け入れを拒否する意向を表明した。今後の成長見通しが過小評価されており、現在のTOB価格は

独後発薬大手シュターダ、2社が買収提案

独後発医薬品大手のシュターダは12日、投資会社2社から買収提案を受けたと発表した。うち1社は英投資会社のシンベン。13日には、もう1社が米投資会社アドベントであることを明らかにした。 シンベンはシュターダを1株当たり56

ドイツ銀行に中国企業が出資、3位株主に

中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)は17日、ドイツ銀行の株式3.04%を取得したと発表した。ドイツ銀の株価は法務問題絡みの巨額引当金が響いて低迷していることから、今後の回復を見込んで資本参加した。出資比率を最大1

クレディスイス、16年も赤字

スイス大手銀行のクレディ・スイスが14日発表した2016年12月通期決算の最終損益は24億3,800万スイスフラン(約22億ユーロ)の赤字だった。米国での住宅ローン担保証券(MBS)の販売をめぐる不正問題で支払う52億8

BMW―3Dプリンターのスタートアップに出資―

3Dプリンター製造の米スタートアップ企業デスクトップ・メタルは6日、自動車大手の独BMWが同社に資本参加したことを明らかにした。デスクトップ・メタルは小規模な企業でも購入できる低価格の金属3Dプリンターを開発しており、調

グラマー―中国同業と戦略提携、会社乗っ取り阻止へ―

自動車シート大手の独グラマー(アムベルク)は14日、中国の車両内装部品メーカー寧波継峰汽車零部件と戦略提携する計画を発表した。中国市場の開拓を加速するとともに、筆頭株主のハスター家による会社乗っ取りを阻止する狙いだ。 寧

ソーラーワールド―経営資源を集約、多結晶製品から撤退―

経営不振の独太陽電池大手ソーラーワールド(ボン)は10日、経営資源を単結晶シリコン製品分野に絞り込む方針を明らかにした。単結晶シリコン製の太陽電池は発電効率が高く寿命も長いことから競争力を保つことができると判断。発電効率

シュターダ―投資会社の買収標的に―

独後発医薬品大手のシュターダ(バート・フィルベル)は12日、投資会社2社から拘束力のない買収提案をそれぞれ受け取ったと発表した。英『フィナンシャル・タイムズ』の報道を追認したもので、2社のうち1社は英投資会社シンベンであ

コメルツ銀行―大幅減益に―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)が9日発表した2016年12月期決算の純利益は2億7,900万ユーロとなり、前期の10億8,400万ユーロから大幅に縮小した。低金利と船舶市場悪化の直撃を受けたほか、09年に買収し

ミュンヘン再保険―3年連続で純利益減少―

再保険世界最大手の独ミュンヘン再保険が7日発表した2016年12月期暫定決算の純利益は26億ユーロとなり、前期の31億ユーロから16%減少した。減益は3期連続。自然災害向け保険金の増加や再保険部門での保険料下落、元受子会

カイシャバンク、ポルトガル大手銀の買収が決定

スペイン3位銀行のカイシャバンクは8日、ポルトガル大手銀行のバンコBPIに対する株式公開買い付け(TOB)が成功したと発表した。これによってBPIの8割を超える株式を確保し、買収が決まった。 カイシャバンクは2015年2

ダイムラー―研究開発費や引当金が利益の足かせに―

自動車大手の独ダイムラー(シュツットガルト)が2日発表した2016年12月期決算の営業利益(EBIT)は前期比2%減の129億200万ユーロへと落ち込んだ。研究開発費が膨らんだほか、トラックカルテルやタカタ製エアバックの

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