鉄鋼

EUが鉄鋼輸入制限を正式発動、米追加関税に対抗

欧州委員会は1日、米国による鉄鋼・アルミニウムの輸入制限への対抗措置として、2日付で鉄鋼製品に対する緊急輸入制限(セーフガード)を正式発動すると発表した。2021年6月末までの間、鉄鋼関連の26品を対象に、一定の割当枠を […]

2038年までの石炭発電廃止を諮問委が答申

石炭火力発電の廃止に向けた政府の諮問委員会(石炭委員会)は26日、最終答申書を21時間に及ぶ審議の末にまとめ上げた。石炭発電を遅くとも2038年までに全廃することを提言しており、ドイツは原子力と石炭発電を世界で初めてとも

ECBが景気先行きへの警戒強化、総裁「リスクは下方に」

欧州中央銀行(ECB)が英国のEU離脱をめぐる混迷、米中貿易戦争を受けて、ユーロ圏経済の先行きへの警戒を強めている。ドラギ総裁は24日に開いた定例政策理事会後の記者会見で、「リスクは下方に動いた」と発言。必要に応じて追加

生産者物価の上げ幅、昨年は横ばいの2.6%に

ドイツ連邦統計局が21日発表した2018年の生産者物価指数は前年比2.6%増となり、上昇率は前年と同水準に達した。指数の拡大は2年連続。エネルギーの上げ幅が5.5%と大きく、エネルギーを除いたベースでは伸び率が前年の2.

EU・米通商交渉で農産品「除外」、欧州委が交渉指令案を公表

欧州委員会は18日、米国との通商協議の方針をまとめた交渉指令案を公表した。工業製品の関税や非関税障壁の撤廃を目指す一方、農産品は交渉対象から除外した。月内にも閣僚理事会の承認を得て米国との交渉に入る方針だが、米側は農産品

卸売物価2年連続上昇、18年は+2.7%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2018年の卸売物価指数は前年比2.7%増となり、2年連続で拡大した。石油製品が11.6%増と大幅に上昇し、全体を強く押し上げた格好。このほか、穀物・葉たばこ・種子・飼料(7.7%増)、果

宇宙資源開発に向け法整備

ドイツ政府は民間企業が宇宙資源を開発できるようにするために法整備を行う考えだ。政府のトーマス・ヤルツォムベーク宇宙政策調整担当者(キリスト教民主同盟=CDU)がロイター通信に明らかにしたもので、年内にも法制化手続きを完了

卸売物価の上げ幅縮小、11月は3.5%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した11月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、上げ幅は前月の4.0%から縮小した。上昇率自体は依然として大きい。 最大の押上げ要因は石油製品で、18.9%の伸びを記録した。穀物・葉たば

シーメンスとアルストムが鉄道事業統合で譲歩案

独電機大手シーメンスと仏鉄道車両・設備大手のアルストムは12日、鉄道事業の統合計画をめぐり、欧州連合(EU)の欧州委員会に譲歩案を提出したことを明らかにした。欧州委が指摘する競争上の懸念を解消するため、信号システムと鉄道

シーメンスとアルストム、鉄道事業統合で譲歩案

独電機大手シーメンスと仏鉄道車両・設備大手のアルストムは12日、鉄道事業の統合計画をめぐり、欧州委員会に譲歩案を提出したことを明らかにした。欧州委が指摘する競争上の懸念を解消するため、信号システムと鉄道車両事業について改

輸入物価の上げ幅拡大、10月は4.8%に

ドイツ連邦統計局が11月30日発表した10月の輸入物価指数は前年同月比で4.8%増加し、上げ幅は前月(同4.4%)を0.4ポイント上回った。エネルギーが37.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いた輸入物価は1.1%

ノイエ・ハルベルク・グス―投資会社が買収―

自動車部品製造の独ノイエ・ハルベルク・グス(NHG、ザールブリュッケン)は11月29日、同社の全資産を独投資会社ワン・スクエア・アドバイザーズを中心とする企業連合が独投資会社プリベントから取得することで合意したと発表した

韓国電線の米子会社、セルビアに工場開設

韓国電線大手LS電線の米国子会社スーペリア・エセックスは11月29日、セルビア北部のズレニャニンに新工場を開設した。欧州の既存工場を補完するもので、現地の自動車、モーター業界向けにマグネットワイヤ(巻き線)を生産する。投

ティッセンクルップ―通期純益96%減少―

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)が21日発表した2018年9月通期の株主帰属の純利益(売却した米鉄鋼事業を除いた実質ベース)は800万ユーロとなり、前期の2億1200万ユーロから96%減少した。本業の不振のほか、

独鉱山機械業界売上5年ぶり増加見通し

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は22日、同国の鉱山機械業界の売上高が今年は前年比12%増の約31億ユーロとなり、5年ぶりに拡大へと転じる見通しを明らかにした。輸出が好調で、13%増の約30億ユーロへと拡大する。国内売上高

ティッセンクルップ、通期の純益96%減

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)が21日発表した2018年9月通期決算の純利益(売却した米鉄鋼事業を除いた継続事業ベース)は800万ユーロとなり、前期の2億1200万ユーロから96%減少した。本業の不振のほか、鉄

VWで生産に支障、エンジン部品の供給不足で

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW)で生産に支障が出ている。エンジン部品の供給が不足しているためで、ヴォルフスブルク本社工場では9日に生産ラインが停止した。ツヴィッカウ工場ではハッチバック車「ゴルフ」の生産ラインを停止

製造業の固定資産投資、昨年は2.6%増加

ドイツ連邦統計局が16日発表した国内鉱工業界の固定資本投資額(捕捉対象は従業員20人以上の企業)は昨年637億ユーロとなり、前年比で2.6%増加した。伸び率が最も大きかったのは電算機器/電子・光学製品業界で、22.3%拡

生産者物価が約7年来の上げ幅に、10月は3.3%

ドイツ連邦統計局が20日発表した10月の生産者物価指数は前年同月比3.3%増となり、6年10カ月来(2011年12月以来)の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、9.4%上昇。エネルギーを除いたベース

卸売物価10月は4%上昇、石油の上げ幅24%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した10月の卸売物価指数は前年同月比4.0%増と大きく拡大した。石油製品が24.1%上昇して全体を強く押し上げた。 石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・飼料(17.0%増)、果物・野菜・じゃ

ティッセンクルップ―利益見通し引き下げ―

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は8日、2018年9月通期の純利益見通しを下方修正した。子会社のカルテル容疑に絡んで引当金を計上するためで、前期実績の2億7,100万ユーロを「大幅に上回る」としていた従来予測を1

ティッセンとタタの欧州鉄鋼事業統合、EUが疑義

欧州委員会は10月30日、独ティッセン・クルップとインドのタタ製鉄が欧州鉄鋼事業を統合する計画について、本格的な調査を開始すると発表した。自動車用鉄鋼製品などで競争を阻害する恐れがあることから現時点での承認を見送り、詳細

輸入物価の上げ幅7カ月ぶりに縮小、9月は4.4%に

ドイツ連邦統計局が2日発表した9月の輸入物価指数は前年同月比で4.4%上昇したものの、上げ幅は前月(同4.8%)から0.4ポイント低下し、7カ月ぶりに縮小した。上昇率は依然として高い。エネルギーが32.5%上昇して全体を

ティッセンとタタの鉄鋼事業統合、欧州委が本格調査へ

欧州連合(EU)の欧州委員会は10月30日、独ティッセン・クルップとインドのタタ製鉄が欧州鉄鋼事業を統合する計画について、本格的な調査を開始すると発表した。自動車用鉄鋼製品などで競争を阻害する恐れがあることから現時点での

ティッセンとタタの欧州鉄鋼事業統合、EUが疑義

欧州委員会は10月30日、独ティッセン・クルップとインドのタタ製鉄が欧州鉄鋼事業を統合する計画について、本格的な調査を開始すると発表した。自動車用鉄鋼製品などで競争を阻害する恐れがあることから現時点での承認を見送り、詳細

生産者物価が1年来の上げ幅に、9月は3.2%

ドイツ連邦統計局が23日発表した9月の生産者物価指数は前年同月比3.1%増となり、12カ月来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、8.5%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.6%にとどまっ

中国企業による独中小企業のM&Aが減少傾向

政策金融機関のドイツ金融公庫(KfW)は16日、ドイツの中小企業(KMU)を対象とするM&A活動の調査レポートを発表した。それによると、中国資本によるM&Aは2016年まで増加傾向にあったものの、17

9月卸売物価+3.5%に、上げ幅は5カ月ぶり縮小

ドイツ連邦統計局が18日発表した9月の卸売物価指数は前年同月比3.5%増となり、上げ幅は5カ月ぶりに縮小した。上昇率自体は大きく、石炭・石油製品は19.4%の伸びを記録した。 石炭・石油製品以外では穀物・葉たばこ・種子・

輸入物価の上げ幅なお大きく、8月は横ばいの4.8%に

ドイツ連邦統計局が16日発表した8月の輸入物価指数は前年同月比で4.8%増加し、上げ幅は前月(同4.8%)と同じ高水準となった。エネルギーが33.2%上昇したことが大きく、エネルギーを除いた輸入物価は1.7%増にとどまっ

生産者物価が11カ月来の上げ幅に、8月は3.1%

ドイツ連邦統計局が5日発表した8月の生産者物価指数は前年同月比3.1%増となり、11カ月来の大きな上げ幅を記録した。エネルギーが最大の押し上げ要因で、7.3%上昇。エネルギーを除いたベースでは上昇率が1.8%にとどまった

ボルボがイランでの生産中止、米の制裁再開で

欧州トラック大手のボルボ(スウェーデン)が、米国の対イラン制裁再開を受けて、イランでのトラック生産を中止した。同社の広報担当者が9月24日、ロイター通信に明らかにした。 8月に再開されたイランへの経済制裁は、自動車や鉄鋼

ティッセンクルップ―会社2分割へ、株主の批判受け―

独複合企業ティッセンクルップ(エッセン)は9月30日の監査役会で、同社を工業会社と素材会社へと分割する計画を承認した。幅広い分野の事業を抱える現在の企業体制に対する株主の批判を受けた措置。今後は分割計画の詳細をまとめ上げ

ベフェサ―電炉ダストのリサイクル施設を中国に建設―

金属スクラップ産業向けに環境サービスを提供する独ベフェサ(ラーティンゲン)は9月24日、中国の常州に電炉ダストのリサイクル施設を建設すると発表した。同国が環境保護を強化していることから、十分な量の需要を確保できると判断し

国内発電に占める製造業のシェア12.3%に拡大

ドイツの製造業が昨年、生産した電力の量は57テラワット時(TWh)となり、前年の54TWhから5.6%増加した。国内の発電全体に占める割合は前年の11.2%から12.3%へと1.1ポイント拡大。10年前の2007年比では

独ティッセンクルップ、2社に分割へ

独複合企業のティッセンクルップは9月27日、同社をエレベーター製造などを手がける工業会社と素材会社に分割すると発表した。幅広い分野の事業を抱える現在の体制に対する株主の批判を受けた措置。30日の監査役会で承認を得た上で、

ボルボがイランでの生産中止、米の制裁再開で

欧州トラック大手のボルボ(スウェーデン)が、米国の対イラン制裁再開を受けて、イランでのトラック生産を中止した。同社の広報担当者が9月24日、ロイター通信に明らかにした。 8月に再開されたイランへの経済制裁は、自動車や鉄鋼

東芝プラントシステム、原発廃炉で独社と技術協力

東芝プラントシステムは9月26日、原子炉解体を手がける独シームペルカンプNISインジェニエールゲゼルシャフト(NIS)と技術協力で基本合意したと発表した。日本国内の原子力発電所の廃炉作業で連携する。 今回の基本合意は、原

卸売物価が1年4カ月来の高い伸びに、8月は+3.8%

ドイツ連邦統計局が25日発表した8月の卸売物価指数は前年同月比3.8%増となり、1年4カ月来(2017年4月以来)の高い伸びを記録した。上昇率の拡大は4カ月連続。石炭・石油製品が17.7%増と大幅に伸びたことがこれまでに

排ガスからの化学品生産がスタート

独鉄鋼大手ティッセンクルップは20日、製鉄所の排ガスから有用な化学品を生産する同社主導の技術開発プロジェクトで、メタノールの生産を開始したと発表した。鉄工所の排ガスを有用な化学物質へと転換するのは世界初で、世界各地からの

独ティッセン、ハンガリーMOLの石化施設受注

鉄鋼系複合企業の独ティッセンクルップは12日、ハンガリー石油・ガス最大手MOLから同国での石油化学工場の建設工事を受注したと発表した。受注額は12億ユーロ。新工場では年間20万トンのポリエーテルポリオール(ポリウレタン用

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