労働

オペル―パワートレイン開発センターを開設―

米ゼネラル・モーターズ(GM)の欧州子会社オペルは12日、本社所在地の独リュッセルスハイムで新しい開発センターの竣工式を行った。投資額は2億1,000万ユーロで、オペルが同市で行う建設投資では14年来で最大。省エネパワー […]

中堅スーパーのカイザース清算へ、業界大手の協議決裂で

独中堅食品スーパーのカイザース・テンゲルマン(以下カイザース)を業界最大手のエデカが吸収合併する計画がとん挫した。同計画に異議を唱え裁判を起こしていたレーベなど競合企業との話し合いが13日に決裂したためで、カイザースの親

BASFの2工場で爆発事故、2人死亡1人行方不明

西南ドイツのルートヴィヒスハーフェンとランパートハイムにあるBASFの工場で17日に爆発事故がそれぞれ起きた。これまでに2人の死亡、約30人の負傷が確認されている。製品供給に支障が出るかは不明。 ルートヴィヒスハーフェン

出生率が33年来の高水準に

ドイツ連邦統計局が17日発表した2015年の合計特殊出生率(一人の女性が一生に産む子供の平均数)は前年比0.03ポイント増の1.50となり、1982年以来の高い水準に達した。外国籍女性で前年の1.86%から1.95%へと

企業年金の早期受給で減額は障害者差別か

重度の障害者の公的年金支給開始年齢は健常者に比べ2年早く、現在は63歳となっている。このため、繰上げ受給(早期受給)が可能な年齢も早く60歳から受け取ることができる。では、企業年金(Betriebsrente)を減額なし

富士通が英で1800人削減へ、EU離脱とは関係なし

富士通は11日、英国で最大1,800人の削減を検討していることを明らかにした。IT(情報技術)部門の競争力強化に向けた再編計画の一環で、英国のEU離脱とは無関係と説明している。 人員削減は英国の従業員の18%に相当する規

シュコダ、クヴァシニ工場を年明けから週6日稼働

独フォルクスワーゲン(VW)のチェコ子会社であるシュコダ自動車は、来年1月からクヴァシニ工場の24時間生産体制を現在の週5日から6日に拡大する。高級セダン「スペルブ」の需要が増えていることに対応する措置となる。現地経済紙

チェコ最低賃金、来年は11.11%引き上げ

チェコ政府は5日、最低賃金を来年1月1日付で11.11%引き上げることを閣議決定した。月額最低賃金は1,100コルナ引き上げられ、1万1,000コルナ(約407ユーロ)となる。 国営『ラジオプラハ』によると、同国の就労者

鉱工業生産指数8月は大幅改善

ドイツ連邦統計局のデータをもとに連邦経済省が7日発表した8月の鉱工業生産指数は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前月比2.5%増(暫定値)となり、7カ月来の大きな伸びを記録した。増加は2カ月ぶり。比較対象の7月は学校

8月輸出9.8%増に

ドイツ連邦統計局が10日発表した8月の輸出高は前年同月比9.8%増の965億ユーロへと拡大し、昨年6月以来の大きな伸びとなった。今年は7月に工場休業を設定する企業が多かったことから、その反動で8月の生産・輸出が押し上げら

独最強のブランドはメルセデス、世界9位に

ブランドコンサルティング大手の米インターブランドは5日、2016年世界ブランドランキングを発表した。アップルを筆頭に米IT企業が上位を占めるなかで、独メルセデスベンツは昨年の12位から9位へと上昇。トップ10入りを果たし

トナーアレルギーは労災か

大抵の職場にはパソコンやプリンターが設置されている。では、プリンターのトナーにアレルギーを持つようになった被用者は労災認定を受けることができるのだろうか。この問題をめぐる係争でミュンスター高等行政裁判所が7月の決定(訴訟

チェコ最低賃金、来年は11.11%引き上げ

チェコ政府は5日、最低賃金を来年1月1日付で11.11%引き上げることを閣議決定した。月額最低賃金は1,100コルナ引き上げられ、1万1,000コルナ(約407ユーロ)となる。 国営『ラジオプラハ』によると、同国の就労者

エア・ベルリン―事業再編へ、ビジネス客向けに事業集約―

独航空2位のエア・ベルリンは9月28日、大規模な事業再編計画を発表した。赤字体質から脱却し経営の安定化を図ることが狙いで、ハブ拠点をベルリン、デュッセルドルフ空港に絞り込んだうえでビジネス客向け事業に経営資源を集約。観光

コメルツ銀行―新戦略発表、収益力強化へ―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)は9月30日、新経営戦略「コメルツバンク4.0」を発表した。事業の選別・再編とデジタル化の推進を通して収益力を強化。歴史的な低金利、金融規制の強化、金融とITの融合に伴う事業環境の

エアバス・グループ

欧州航空・宇宙大手のエアバス・グループは9月30日、持ち株会社である同社がグループ最大の部門である民間機子会社エアバスと来年1月1日付で合併すると発表した。組織をスリム化し事業プロセスを迅速化することが狙いで、大規模な人

エリクソン

スウェーデンの通信ネットワーク機器大手エリクソンは4日、同国の従業員(1万6,000人)の2割弱に当たる3,000人を削減すると発表した。コスト削減の一環。製造分野で1,000人、研究開発分野で800人、販売・管理分野で

職場環境に悪い役員の解任を事業所委は要求できるか

従業員の代表機関である事業所委員会(Betriebsrat)は、職場の良好な環境・雰囲気(Betriebsfrieden)を著しく損なう被用者の解雇ないし異動を雇用主に要求することができる。これは事業所体制法(BetrV

ハンガリー失業率、6-8月期は4.9%に改善

ハンガリー中央統計局が9月27日発表した2016年6-8月期の失業率は4.9%となり、前年同期から1.7ポイント低下した。失業率が5%を切るのは統計を取り始めた2001年以来で初めて。15~64歳の失業者数は22万6,3

英BP、ハンガリーに第2のサービスセンター開設

英石油大手BPがハンガリー南部のセゲドに新グローバルビジネスサービスセンター(GBS)を開設する。シーヤールト外務貿易相が9月26日明らかにしたもので、投資額は80億フォリント(約2,600万ユーロ)。そのうち19億フォ

失業者数、9月は大きく減少

ドイツ連邦雇用庁(BA)が9月29日発表した同月の失業者数は260万8,000人となり、前月を7万7,000人下回った。夏季バカンスシーズンが終了したことが大きく、季節要因を加味した実質では1,000人増とやや拡大した。

8月のユーロ圏失業率、横ばいの10.1%

EU統計局ユーロスタットが9月30日発表した8月のユーロ圏の失業率(速報値・季節調整済み)は10.1%となり、前月から横ばいだった。雇用は景気回復に伴って改善を続けてきたが、5月から足踏み状態となっている。(表参照) E

フォルクスワーゲン―「パサート」工場の生産調整を拡大―

自動車大手のフォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が独北部エムデンの工場で生産調整を拡大する。複数の地元メディアが報じ、同社が追認したもので、中型車「パサート」の販売不振を受けた措置と説明している。 エムデン工場の

シーメンス―独で人員削減、エネルギー産業の需要減で―

電機大手のシーメンス(ミュンヘン)がドイツ本国で人員削減を実施する。対象となるのはプロセス&ドライブ部門。石油安を受けて石油・天然ガス業界からの受注が低迷していることが背景にあり、同業界向けにターボ機械を生産するMANデ

エリクソン―国内生産から全面撤退か―

スウェーデンの通信ネットワーク機器大手エリクソンが国内生産の全面打ち切りを検討しているもようだ。現地紙『スヴェンスカ・ダーグブラーデット』が社内文書をもとに報じたもので、140年以上続いた自国での生産に終止符が打たれる可

大量解雇時の事業所委との協議で最高裁判決

雇用主は大規模な解雇(Massenentlassung)を実施する前に、連邦雇用庁(BA)に計画を通知しなければならない。これは解雇保護法(KSchG)17条1項に記されたルールである。どの程度の人数が大規模な解雇に該当

トルコの6月失業率、10.2%に悪化

トルコ統計局(TUIK)が19日発表した6月の失業率は10.2%となり、前年同月から0.6ポイント悪化した。季節調整値では10.9%で前月から0.6ポイント上昇した。 15~24歳の若年失業率は前年同月比で1.7ポイント

ユーロ圏労働コスト上昇率、4~6月は1%に縮小

EU統計局ユーロスタットがこのほど発表したユーロ圏の2016年4~6月期の労働コスト(時間当たり)上昇率は、物価変動を加味しない名目ベースで前年同期比1%となり、前期の1.6%から大きく縮小した。(表参照) 上昇率は労働

乗務員が防犯スプレー携帯へ、ドイツ鉄道の安全対策で

ドイツ鉄道(DB)が職員向けの安全対策を強化する。乗客などから暴行を受けるケースが増えているためで、乗務員に防犯スプレーと警報装置を携帯させるほか、警備員の巡回の際は警備犬を同伴させることを検討している。セキィリティ問題

中東欧にインフレリスク、賃金上昇の加速で

賃金上昇の加速を背景に、中東欧で再びインフレリスクが現実化しつつある。長期に及ぶデフレ傾向からの脱出を歓迎する視点がある一方、労働生産性の伸びが賃上げに追いつかず、企業競争力の悪化を懸念する声も出てきた。各国中銀も金融引

高齢者の就労促進へ、年金柔軟化法案を閣議了承

ドイツ政府は14日の閣議で、年金受給ルールを柔軟化する法案を了承した。高齢労働者の就労意欲を高める効果が見込めることから、高齢化に伴う人材不足が緩和されると期待されている。議会の承認を経て来年7月1日から施行される見通し

シーメンス―インフラ整備でアルゼンチン政府と基本合意―

独電機大手シーメンス(ミュンヘン)のケーザー社長は14日アルゼンチンの首都ブエノスアイレスで、同国のインフラ整備に向けた趣意書に署名した。エネルギー、輸送、スマートシティの分野で協力する予定で、今後詳細を詰めていく。署名

ボッシュ

自動車部品大手のボッシュは14日、操舵システムの分野で人員削減を実施すると発表した。市場競争の激化を受けた措置で、生産コストを引き下げ、価格競争力を高める考えだ。独西南部のシュヴェービッシュ・グミュント工場(従業員数5,

実質賃金、今年は2.2%上昇見通し

ドイツの実質賃金は今年、2.2%上昇する見通しだ。人材コンサルティング大手コーン・フェリー・ヘイグループのデータをもとに『フランクフルター・アルゲマイネ』紙が報じたもので、名目賃金上昇率2.5%に対し、インフレ率が0.3

製造業の景気減速、7月輸出はリーマンショック来の下落幅に

ドイツの製造業の減速が鮮明になってきた。7月の輸出高は2ケタ減と大幅に後退。製造業生産高も振るわなかった。新規受注の低迷が続いていることから、業界の生産、輸出、売り上げが本格回復する兆しは今のところない。英国の欧州連合(

フォルクスワーゲン―ケニアで小型車生産へ―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)は7日、ケニアで小型車「ポロ・ビボ」を生産すると発表した。ケニアは東アフリカ最大の経済規模を持ち市場の将来性が高いことから、現地生産に踏み切る。VWがアフリカで自

SAP―独5拠点を閉鎖へ―

ソフト大手のSAPがドイツ本国の拠点を整理統合する。事業効率の引き上げるためで、来年末までに計5拠点を閉鎖。影響を受ける従業員には他の拠点への転勤を促す。経済誌『ヴィルトシャフツボッヘ』が8日、オンライン版で報じた。 閉

コメルツ銀行―組織再編で投資銀行部門解体か―

独銀2位のコメルツ銀行(フランクフルト)が組織再編を計画しているもようだ。『ハンデルスブラット』紙など各種メディアが消息筋の情報として9日、報じたもので、投資銀行部門を解体し、その一部を中小・中堅企業(ミッテルシュタント

高速鉄道ICEの新区間開通、ベルリン~ミュンヘンが4時間に

ドイツ中部のエアフルトとエーベンスフェルトを結ぶ計107キロの区間で9日、高速鉄道ICEの新路線開通を祝う記念走行が行われた。10月中旬から試験走行が始まり、来年末のダイヤ改正後に商業運転を開始する予定だ。これによりベル

不正社員に自主退社を迫るのは違法か

不正を行った社員に対し、即時解雇を見合わせる代わりに自主退社を迫ること、つまり労働契約を解除する契約への署名を求めることは不当な圧力の行使に当たるのだろうか。この問題をめぐる係争でラインラント・ファルツ州労働裁判所が1月

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