石油・石炭・ガス

産業ガスのリンデ、米社との合併交渉打ち切り

産業ガス世界2位の独リンデは12日、同3位の米プラクスエアとの合併交渉を打ち切ったことを明らかにした。合併には戦略的な利点があるものの、企業統治などの面で意見の相違が埋まず、破談になったと説明している。合併が仮に実現すれ […]

独リンデ、米プラクスエアとの合併交渉決裂

独産業ガス大手のリンデは12日、米同業のプラクスエアとの合併・統合に向けた事前交渉が成立せず、協議を終えたと発表した。原則として戦略的な優位性は確認されたが、詳細項目についての議論において特にガバナンスで合意できなかった

石油メジャーの英蘭系シェル、無人油田基地でロボット導入

英蘭系石油大手のシェルは、今月24日から生産が再開されるカザフスタンのカスピ海カシャガン油田の無人基地で、遠隔操作が可能な設備監視・点検ロボット「センサボット」を導入する。爆発の危険がある環境での作業に投入することで、人

8月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.1%に

ドイツ連邦統計局は13日、8月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.4%、前月比が0.0%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

卸売物価の下げ幅5カ月連続で縮小、8月は1.2%に

ドイツ連邦統計局が13日発表した8月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比1.2%減の103.8となり、これまでに引き続き低下したものの、減少幅は5カ月連続で縮小した。前月比は0.7%減で、6カ月ぶりに落ち込ん

エネルギー大手エーオンから分離の子会社がIPO

エネルギー大手のエーオンから1月に分離独立した火力・水力発電子会社ユニパーが12日、フランクフルト市場で新規株式公開(IPO)を実施した。初値は10.01ユーロ。時価総額は約40億ユーロで、簿価(約120億ユーロ)を大幅

「トルコ・ストリーム」加速へ、ガスプロムとトルコが合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は8月31日、訪問先のトルコで同国のアルバイラク・エネルギー天然資源相と会談し、トルコ向け新パイプライン敷設計画「トルコ・ストリーム」を加速させるこ

ガスプロム、上期は11.3%減益

ロシア国営ガス会社のガスプロムが8月30日発表した2016年6月中間期の最終利益は6,072億ルーブル(84億ユーロ)となり、前年同期から11.3%後退した。売上高はやや増加したが、コスト増大が響いて収益が悪化した。 売

「トルコ・ストリーム」加速へ、ガスプロムとトルコが合意

ロシア国営ガス会社ガスプロムのアレクセイ・ミレル最高経営責任者(CEO)は8月31日、訪問先のトルコで同国のアルバイラク・エネルギー天然資源相と会談し、トルコ向け新パイプライン敷設計画「トルコ・ストリーム」を加速させるこ

8月インフレ率、横ばいの0.4%に

ドイツ連邦統計局が30日発表した8月の消費者物価指数(CPI、速報値)は前年同月比0.4%増となり、インフレ率(物価の変動率)は前月と同じ水準にとどまった。最大の物価押し下げ要因となっているエネルギーの下落率は前月の7.

輸入物価の下落幅が3カ月連続で縮小、7月は3.8%に

ドイツ連邦統計局が30日発表した7月の輸入物価指数は前年同月比3.8%減となり、下落幅は3カ月連続で縮小した。エネルギーの下落率が鈍化していることが大きい。エネルギーを除いた輸入物価の変動率はマイナス1.9%だった。 エ

ゼネラル・エレクトリック―独研究開発拠点を強化―

電機大手の米ゼネラル・エレクトリック(GE)が独ミュンヘン近郊のガールヒングにある研究開発拠点を拡大する。仏アルストムの重電部門買収で欧州事業の重要性が高まったためだ。製造業のデジタル化(インダストリー4.0)でドイツが

トルクメニスタン、欧州への天然ガス輸出に積極姿勢

トルクメニスタンのベルディムハメドフ大統領は29日、訪問中のドイツにおけるメルケル首相との共同記者会見で、欧州連合(EU)への天然ガス輸出を希望していることを明らかにした。すでに欧州委員会と交渉に入っており、メルケル首相

ガスプロム、1-3月期は5.1%減益

ロシア国営ガス会社のガスプロムが10日発表した2016年1-3月期決算の純利益は3,623億ルーブル(約50億ユーロ)となり、前年同期から5.1%減少した。燃料価格の低迷に加え、ウクライナ向け輸出量の減少が響いた。 売上

ロスネフチ、4-6月期は33%減益

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが15日発表した2016年4-6月期決算の純利益は890億ルーブル(約12億4,000万ユーロ)となり、前年同期の1,340億ルーブルから33.6%減少した。原油価格の低迷が響いた。 売上

GDP成長率が鈍化、第2四半期0.4%に

ドイツ連邦統計局が12日発表した2016年4-6月期(第2四半期)の国内総生産(GDP、速報値)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比0.4%増となり、伸び率は前期の0.7%から鈍化した。比較対象の1-3月期は暖

7月インフレ率、エネルギーを除いたベースで1.3%に

ドイツ連邦統計局は12日、7月の消費者物価統計の詳細を発表した。それによると、インフレ率(ドイツ基準)は前年同月比が0.4%、前月比が0.3%で速報値と変わりがなかった。最大の物価押し下げ要因であるエネルギーを除いたイン

生産者物価の下落幅、7月は2%に縮小

ドイツ連邦統計局が19日発表した7月の生産者物価指数(2010年=100)は前年同月比2.0%減となりこれまでに引き続き低下したものの、下げ幅は昨年8月(同1.7%)以来の低水準となった。同物価の最大の押し下げ要因である

卸売物価の下げ幅4カ月連続で縮小、7月は-1.4%に

連邦統計局が12日発表した7月の卸売物価指数(2010年=100)は前年同月比1.4%減の104.5となり、これまでに引き続き低下したものの、減少幅は4カ月連続で縮小した。指数自体は前月を0.2ポイント上回る104.5へ

ランクセス―営業益見通し引き上げ―

化学大手の独ランクセス(ケルン)は10日の決算発表で2016年12月期の利益見通しを上方修正した。同社は業績が悪化した合成ゴム部門を4月1日付でサウジアラムコとの折半出資会社へと転換。手元に残した事業の今後の見通しが良好

エーオン―上半期30億ユーロの純赤字に―

エネルギー大手の独エーオン(エッセン)が10日発表した2016年1-6月期(上半期)決算の純損益は30億3,400万ユーロの赤字となり、前年同期の黒字(11億4,900万ユーロ)から大幅に悪化した。1月1日付で法的に分離

アマゾン

ネット通販大手のアマゾンで注文した商品を顧客が石油大手のシェルのガソリンスタンドで受け取れる試験サービスが7月に始まった。同サービスを実施しているのはミュンヘンにあるシェルのスタンド10カ所で、専用の受け取りロッカー「ア

独機械輸出、上半期は1.1%減少

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が22日発表した同国の上半期の機械輸出高は776億ユーロとなり、前年同期比で1.1%減少した。世界の多くの地域で市場環境が悪化しており、VDMAの景気分析担当者はそうした状況を踏まえれば満足

食料備蓄を市民に呼びかけ、「民間防衛構想」を閣議決定へ

ドイツ政府は24日の閣議で内務省作成の「民間防衛構想」を了承し、市民に食料品などの備蓄を呼びかけるもようだ。テロやサイバー攻撃リスクの高まりを受けた措置で、緊急事態の発生後に政府による生活必需品の供給が始まるまでの期間、

産業ガスの独リンデ、米プラクスエアと合併交渉

産業ガス世界2位の独リンデは16日、同3位の米プラクスエアと合併に向けた交渉を行っていることを明らかにした。実現すれば仏エア・リキードを抜いて世界最大手となる新会社が誕生する。 両社の売上高はリンデが180億ユーロで、プ

ロスネフチ、4~6月期は33%減益

ロシア石油最大手の国営ロスネフチが15日発表した2016年4~6月期決算の純利益は890億ルーブル(約12億4,000万ユーロ)となり、前年同期の1,340億ルーブルから33.6%減少した。原油価格の低迷が響いた。 売上

シーメンス

電機大手の独シーメンスは8日、コンパクト蒸気タービンを過去数週間で計9基受注したと発表した。そのうち3基は「SST-040」モデルで、蘭カラ・エネルギー・システムが英国に建設するバイオマス発電所に投入される。残り6基は「

イランの石化プロジェクトにBASFなどが参加

石油化学分野の生産能力増強に向けたイランの国家プロジェクトにBASFやリンデなどのドイツ企業が参加するもようだ。経済紙『ハンデルスブラット(HB)』がイラン国営石油化学(NPC)のマルジア・シャーデー社長や消息筋の情報と

豪投資銀行、スロバキアのエネルギー企業に出資

豪投資銀行マッコーリーがスロバキアのガスインフラ会社EPインフラストラクチャ(EPIF)に資本参加する。4日付の現地日刊紙『SMEデイリー』が消息筋の情報として伝えたもので、株式3分の1を取得すると見られる。ただ、EPI

シェル、ラトビア小売市場に再参入

英蘭石油大手のロイヤル・ダッチ・シェルがラトビアの小売市場に再参入する。首都リガでシェルブランドのガソリンスタンドがこのほど営業を開始したのを始め、年内に10店舗を整備する計画だ。 シェル・ガソリンスタンドを運営するのは

コンチネンタル―利益率見通し引き上げ―

自動車部品大手の独コンチネンタル(ハノーバー)は3日の決算発表で2016年12月期の業績見通しを引き上げた。原料コストの低下を受けてタイヤ部門が好調なためで、売上高営業利益率(EBITベース、調整済み)を従来予測の「約1

シーメンス―3Dプリントサービス会社を買収―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は2日、3Dプリント出力サービスの英マテリアルズ・ソリューションズへの出資比率を従来の14%から85%に引き上げ買収したと発表した。製造のデジタル化を一段と推し進める考え。買収金額は公

シーメンス―利益見通し引き上げ―

電機大手の独シーメンス(ミュンヘン)は4日の決算発表で2016年9月通期の利益見通しを上方修正した。競合のスイスABB、米ゼネラル・エレクトリック(GE)が苦戦するエネルギー設備分野で好調を保っていることが大きく、1株利

アトテック―競売入札に中国企業が参加―

仏石油大手トタルが売りに出している独特殊化学子会社アトテック(ベルリン)の買収にエネルギー・化学大手の中国中化集団が関心を示しているもようだ。アトテックの競売入札に携わる人物の情報としてロイター通信が報じたもので、トタル

輸入物価の下落幅が2カ月連続で縮小、6月は4.6%に

ドイツ連邦統計局が7月27日発表した6月の輸入物価指数は前年同月比4.6%減となり、下落幅は2カ月連続で縮小した。エネルギーの下落率が鈍化していることが大きい。エネルギーを除いた輸入物価の変動率はマイナス2.2%だった。

インフレ率3カ月連続で上昇、7月0.4%に

ドイツ連邦統計局が7月28日発表した同月の消費者物価指数(速報値)は前年同月比0.4%増となり、インフレ率は3カ月連続で上昇した。エネルギー価格の下げ幅は前月の同6.4%から7.0%へと膨らんだものの、食料品の上げ幅が同

BASF(化学)―「農業化学部門は売却しない」=社長―

独化学大手BASF(ルートヴィヒスハーフェン)のクルト・ボック社長は7月27日の決算発表で、農業化学部門を売却する考えはないことを明らかにした。同部門をめぐっては種子大手の米モンサントが買収交渉を進めているとの観測があっ

シーメンス、TAPパイプライン向け圧縮トレイン受注

独電機大手シーメンスは先ごろ、アドリア海横断パイプライン(TAP)の事業会社TAPコンソーシアムから天然ガス圧縮トレインを6基受注したと発表した。同トレインは出力15メガワットのガスタービン「SGT-400」で駆動する。

ハンガリーMOLがクロアチアのガス田で試掘開始

ハンガリーの石油・ガス最大手MOLは28日、クロアチア北部のメジムリェにある天然ガス田2カ所で現地子会社INAが試掘作業を開始したと発表した。総額6,400万米ドルのメジムリェ鉱区開発プロジェクトの一環。当初の生産量は2

ロシア、自動車の再輸出が活発化

ロシアで輸入車両を再輸出する動きが活発化している。最近のルーブル安を背景に同国に工場を持つ独フォルクスワーゲン(VW)や韓国の現代自動車が輸出増に向け現地生産を増やす一方で、国内外の価格差を利用しマージンを得るため輸入車

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