2019年2月20日

ブレグジットで企業は「コンパスなしの航海」

独商工会議所連合会(DIHK)は欧州連合(EU)からの英国の離脱(ブレグジット)の影響に関するレポートを14日に発表し、ブレグジットがドイツ企業の大きな負担になっていることを明らかにした。英国事業が離脱決定以降、悪化して […]

米の車関税引き上げで独からの輸出半減=試算

Ifo経済研究所は15日、米国が輸入車関税を25%上乗せすると、ドイツから同国への自動車輸出額は長期的に約50%(170億ユーロ)押し下げられるとの調査結果を発表した。米商務省はトランプ大統領に17日までに提出した答申書

経常黒字の対GDP比率3年連続で低下

Ifo経済研究所は19日、ドイツの経常黒字の対国内総生産(GDP)比率が昨年は7.4%となり、3年連続で低下したと発表した。同比率はピーク時の2015年に8.9%を記録。その後は16年が8.5%、17年が7.9%と下落が

EU域外からの投資への審査を厳格化、欧州議が可決

欧州連合(EU)の欧州議会は14日の本会議で、EU域外からの直接投資に対する審査を厳格化するための規則案を賛成多数で可決した。インフラやハイテクなどの産業分野を対象に、国ごとにばらつきがあった審査基準を統一し、加盟国と欧

景気後退入りをかろうじて回避、第4四半期GDPゼロ成長に

ドイツ連邦統計局が14日発表した2018年第4四半期(10~12月)の国内総生産(GDP)は物価・季節要因・営業日数調整後の実質で前期比横ばいにとどまった。ただ、変動率は前期のマイナス0.2%から好転。景気後退入りがかろ

卸売物価の上げ幅3カ月連続で縮小、1月は1.1%に

ドイツ連邦統計局が14日発表した1月の卸売物価指数は前年同月比1.1%増となり、上げ幅は前月の2.5%から縮小した。上昇率の縮小は3カ月連続。直近のピークである昨年10月は4.0%に達していた。穀物・葉たばこ・種子・飼料

ダイムラー―乗用車部門のCO2排出量が大幅増加―

自動車大手ダイムラー(シュツットガルト)は15日、乗用車部門メルセデスベンツ・カーズ(MBC)の二酸化炭素(CO2)排出量が昨年は走行1キロメートル当たり平均134グラムとなり、前年の125グラムから7%増加したと発表し

フォルクスワーゲン―1月グループ販売2%減に―

自動車大手の独フォルクスワーゲン(VW、ヴォルフスブルク)が15日発表した1月のグループ販売台数は前年同月比1.8%減の88万2,200台へと落ち込んだ。最大の市場であるアジア太平洋の不振が響いた。同社は「世界全体で市場

三協立山―VWのEVに部材供給―

三協立山は13日、独子会社STエクストルーデッド・プロダクツ・グループ(STEP-G)が独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)グループから受注を獲得したと発表した。VWの次世代電気自動車(EV)向けシャシー「MEB」で使

エアバス―超大型機「A380」の生産停止―

欧州航空宇宙大手エアバス・グループ(仏ツールーズ)は14日、超大型旅客機「A380」の生産を打ち切ると発表した。需要が低迷しているうえ、同機の最大の顧客である中東エミレーツ航空が発注を大幅に削減したためだ。2021年の納

ゾンネン―シェルに身売り、日本市場参入へ―

一般世帯のソーラー発電を利用した仮想発電所を運営する独ゾンネン(ヴォルトポルツリート)は15日、石油大手の英シェルが同社を買収することで合意したと発表した。大手企業と競合しながら事業を拡大、グローバル化していくには世界的

オスラム―投資会社が買収も―

照明大手の独オスラム(ミュンヘン)は13日、米投資会社ベインキャピタルとカーライル・グループが同社の共同買収を検討していると発表した。ブルームバーグ通信の報道を追認したもので、同投資2社はオスラム株を最大100%取得する

バイエル―米社からがん治療薬取得―

製薬大手の独バイエル(レバークーゼン)は15日、開発・販売提携先の米バイオ企業ロクソ・オンコロジーからがん治療薬2種類の権利を取得すると発表した。米製薬大手イーライリリーが1月にロクソを買収することで合意したことから、バ

エボニック―新ファンド設立でベンチャー投資を2.5倍に―

特殊化学大手の独エボニック(エッセン)は13日、同社2本目のベンチャー投資ファンドを設立すると発表した。資金規模は1億5,000万ユーロで、これまでのファンドと合わせた総額は2.5倍の2億5,000万ユーロへと拡大する。

ドイツ銀行―中国HNAが出資比率引き下げ―

ドイツ銀行(フランクフルト)の筆頭株主である中国の複合企業・海航集団(HNAグループ)が同行への出資比率を一段と引き下げた。米証券取引委員会(SEC)にHNAが提出した資料で明らかになったもので、従来の7.64%から6.

コメルツ銀行―純益7倍に、3期ぶり復配―

独コメルツ銀行(フランクフルト)が14日発表した2018年12月期決算の純利益は8億6,500万ユーロとなり、前期実績(1億2,800万ユーロ)の6.8倍に拡大した。比較対象の17年12月期はリストラ費用で業績が圧迫され

アリアンツ―営業利益が過去最高に―

保険大手の独アリアンツ(ミュンヘン)が15日発表した2018年12月期決算の営業利益は前期比3.7%増の115億1,200万ユーロとなり、過去最高を更新した。損保部門が好調だったことが大きい。純利益も9.7%増えて74億

スカウト24―元親会社が買収―

不動産と自動車の売買仲介ポータルを運営する独スカウト24(ミュンヘン)は15日、投資会社ヘルマン・アンド・フリードマンとブラックストーンが同社を共同買収する計画を明らかにした。ヘルマン・アンド・フリードマンはスカウト24

フランクフルト空港が空飛ぶロボタ導入へ

フランクフルト国際空港を運営するフラポートは13日、空飛ぶロボットタクシー(無人機)の導入に向けコンセプトを開発する発表した。同空港と市中心部を結ぶ形で運行する考えで、必要なインフラや法律上の問題などを空飛ぶロボタクの開

合意なき離脱なら英販売価格引き上げ=ポルシェ

独自動車大手フォルクスワーゲン(VW)の高級車子会社ポルシェは、英国が新たな協定を結ばずに欧州連合(EU)から離脱する「合意なき離脱」が起きた場合、英国の販売価格を最大10%引き上げる。現地専門紙『カー・ディーラー』が同

シーメンス主導の信頼性憲章に三菱重工が参加

電機大手の独シーメンスは19日、モノのインターネット(IoT)の普及拡大に必要不可欠なサイバーセキュリティを実現するために同社主導で立ち上げた「信頼性憲章(チャーター・オブ・トラスト)」に三菱重工業が加盟することを明らか

ディーゼル車の販売底打ち、大幅回復は期待薄

ディーゼル車の販売不振は底を打ったとの見方が出ている。1月の乗用車新車登録台数に占める割合が前年同月の33.3%から34.5%へと上昇し、数年ぶりに拡大へと転じたためだ。監査大手アーンスト・アンド・ヤング(EY)のパート

ロボット・自動化設備業界、売上が初の150億ユーロに

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が14日発表した独ロボット・自動化設備業界の2018年の売上高は前年比4%増の150億ユーロとなり、初めて150億ユーロの大台に乗った。世界経済の減速や政治的な先行き不透明感を受けて伸び率は

18年機械輸出5.3%増加

ドイツ機械工業連盟(VDMA)が18日発表した独業界の2018年の輸出高は前年比5.3%増の1,778億ユーロへと拡大した。米国と欧州連合(EU)、中国の通商摩擦など逆風が吹いたものの、これまでに引き続き過去最高を更新し

「LNGターミナル2カ所の建設は確実」=独経済相

ドイツのペーター・アルトマイヤー経済相は12日にベルリンで開催された液化天然ガス(LNG)に関する会議で、LNGターミナルは国内に少なくとも2カ所、建設されるとの見方を明らかにした。数週間以内に正式決定が下される見通しと

ワイヤーカード株の空売りを金融当局が禁止

独金融監督庁(BaFin)は18日、金融サービス大手ワイヤーカードの株式を対象とする空売りを即日付けで全面禁止した。同株は先月末から投機の対象となり株価が大幅に下落。独金融市場に大きな悪影響をもたらす恐れがあることから、

製造業の雇用記録更新、潤沢な受注残背景に

ドイツ連邦統計局が15日発表した製造業の昨年12月の雇用規模(従業員50人以上の企業が捕捉対象、暫定値)は前年同月比2.5%(14万人)増の567万4,000人となり、統計を開始した2005年以降の最高を更新した。世界経

事業所委の振休で最高裁判決

従業員の社内代表機関である事業所委員会(Betriebsrat)の活動を勤務時間外に行った事業所委員は有給で振替休暇を取得する権利がある。これは事業所体制法(BetrVG)37条3項第1文に記されたルールである。このルー

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