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2010/4/14

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Bayerische Motoren Werke AG―米に炭素繊維の合弁工場―

この記事の要約

独高級車メーカーのBayerische Motoren Werke(BMW、ミュンヘン)は6日、炭素製品大手の独SGLグループと設立した合弁会社が米ワシントン州のモーゼスレイクに炭素繊維の工場を建設すると発表した。第1段 […]

独高級車メーカーのBayerische Motoren Werke(BMW、ミュンヘン)は6日、炭素製品大手の独SGLグループと設立した合弁会社が米ワシントン州のモーゼスレイクに炭素繊維の工場を建設すると発表した。第1段階として1億米ドルを投資。雇用規模で約80人を予定している。

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モーゼスレイク工場では炭素繊維の製造に必要な大量のエネルギーを水力発電でまかなうことができる。水力発電は環境にやさしい再生可能エネルギーであることに加え、ワシントン州ではエネルギーコストが安いことが決め手となった。SGLのケーラー社長は独経済紙『ハンデルスブラット』に対し、ドイツに工場を建設することも検討したが、エネルギーコストは3倍だったと説明している。このほか、◇インフラが整備されている◇税制が有利◇人材確保が容易――なども決定材料となった。

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BMWとSGLは昨年10月末、自動車向けの炭素繊維および炭素繊維を使用した中間製品(CFRP)を製造する合弁会社を設立すると発表した。合弁会社で生産した製品は、BMWが2015年までに市場投入する計画の「メガシティ・ビーイクル」と呼ばれる新シリーズに採用される。

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両社は北米工場で生産した炭素繊維をドイツのヴァッカースドルフ工場で加工する。同素材を使用した最終的な部品はBMWのライプチヒ工場で「メガシティ・ビーイクル」に組み込む。

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