ドイツ機械工業連盟(VDMA)が3月31日発表した加盟企業の2010年2月の受注高は前年同月比で26%増加した。比較対象の09年2月の受注水準が極めて低かったほか、顧客産業で設備投資が再び活発化してきたことが大きい。受注残高は昨年10月の4.6カ月から4.9カ月にまで回復した。
\受注は特に国外が好調で、32%の伸びを記録した。非ユーロ圏からの需要が強く、特に中国、ブラジルなどの新興国がけん引しているという。国内受注の増加幅は16%だった。
\大型受注による統計上のブレが少ない3カ月単位の比較でも09年12月~10年2月は前年同期を10%上回った。国外が17%増と好調で、国内(3%減)の不振が相殺された格好。29ある部門のうち20の部門でプラス成長を確保したという。
\特に好調なのは経済危機の影響を早い段階で受けた繊維機械や鋳造機械などの分野。自動車産業との関係が深い工作機械や樹脂加工機械の需要も国外を中心に力強く回復しているという。
\