ドイツ機械工業連盟（VDMA）が4月29日発表した2010年3月の業界受注高は前年同月比で実質21％増となり、前月（同26％増）に引き続き20％以上、拡大した。国内受注が28％増、国外も18％増とともに好調で、VDMAの主任エコノミストは「3月の受注の好調を受け業界の景況感はさらに改善した」との見方を示した。
\独機械業界の受注は09年12月に15カ月ぶりに増加へと転じた。翌1月は減少に転じたものの、その後は2カ月連続で大きく拡大。2010年1-3月期の業界受注は前年同期比14％増と2ケタ台の伸びを示した。国外が18％、国内も8％増えている。
\VDMAの景気調査担当者は機械業界専門サイト「MMマシーネンマルクト」に対し、同連盟の39部会のうち1-3月期の受注が減少したのは「圧縮機、圧縮空気・真空技術」「エレベーター／エスカレーター」「精錬・圧延設備機械」「パワーシステム」「農業機械」の5部会にとどまった発言。これら5部会でも底は打ったとの見方を示した。
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