中国の建機大手・三一重工は20日、ケルン近郊のベートブルクで欧州本社工場の竣工式を行った。同社初の欧州生産拠点で、研究開発センターも併せ持つ。梁穏根会長は2015年までに欧州本社の売上高を約10億ユーロに引き上げると述べ、市場開拓に強い意欲を示した。
\同拠点にはこれまでに3,500万ユーロを投じた。中国企業の欧州投資では最大規模で、今後の投資も含めると総額は1億ユーロを大きく上回るという。
\ベートブルク工場ではまず、コンクリートポンプとミキサー車を生産する。生産能力は年1,870台。部品は当初、大半を中国から輸入し、将来的にドイツ製を増やしていく。
\従業員数は現在150人で、年末までに100人を追加する。5年後には600人体制とする予定だ。製品は欧州のほか北アフリカ市場で販売する。
\