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2011/6/22

企業情報

Audi AG―モデル軽量化へ、次世代Q7は370キロ軽減―

この記事の要約

高級車大手のAudi(インゴルシュタット)が車体軽量化に向けた取り組みを強化している。二酸化炭素(CO2)排出規制の強まりなどを踏まえた措置で、オフロード車「Q7」の次世代モデルは車重を現行モデルの2トン超から370キロ […]

高級車大手のAudi(インゴルシュタット)が車体軽量化に向けた取り組みを強化している。二酸化炭素(CO2)排出規制の強まりなどを踏まえた措置で、オフロード車「Q7」の次世代モデルは車重を現行モデルの2トン超から370キロ軽減する意向だ。同社のルーパート・シュタートラー社長が16日、フランクフルトで開催された独米商工会議所の催しで明らかにした。すでに中型車「A6」の新モデルでは100キロ減量を実現している。

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同社長はまた、「米ドル圏での生産を近い将来に決定する」と述べ、北米生産の開始は時間の問題との立場を示した。生産拠点としては親会社のVolkswagen(VW)が5月に開設した米チャタヌーガ工場と、メキシコのVW工場が選択肢に入る。どのモデルを現地生産するかは明らかにしていない。VWはグループの米国販売台数を2018年までに2010年の約36万台から100万台へと拡大する計画で、Audiはそのうちの20万台を担うことになっている。

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