高級車大手のPorsche（シュツットガルト）は18日、ライプチヒ工場で拡張工事の起工式を行った。小型SUV「Cajun」の生産に向けた措置で投資金額は5億ユーロ。2013年に生産を開始する予定だ。
\同工場は開設した2002年にSUV「Cayenne」の生産を開始、2009年からは4ドアセダンの「Panamera」も手がけている。Porscheはこれまでに同工場に2億8,000万ユーロ強を投資した。
\Cajunの生産に向けては1,000人を採用する。Porscheのマティアス・ミューラー社長は、「（今回の工場拡張投資は）ライプチヒ工場の従業員が持つ能力への信頼の証であるとともに、地域経済の発展に大きく貢献するものだ」と述べた。
\今回の投資によりライプチヒのあるザクセン州は自動車産業拠点としての重要性が一段と高まる。同州にはBMWやVolkswagen（VW）などの自動車メーカーが4社や拠点を構え、サプライヤーも集積。州の製造業売上に占める自動車の割合は20％を超える。同州を含む旧東ドイツ地域は西ドイツ地域に比べ賃金水準が低いことも大きな魅力となっている。
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