ドイツ連邦統計局が10月26日発表した2011年9月の輸入物価指数は前年同月比の上昇率が6.9%となり、2カ月ぶりに膨らんだ。エネルギーが全体を強く押し上げた格好で、エネルギーを除いたコアの変動率は+3.6%にとどまった。前月比の変動率は全体で+0.6%、エネルギーを除いたコアベースでは±0%だった。
\エネルギー価格は前年同月比で28.4%上昇した(前月比の変動率は+1.9%)。各分野の上げ幅は原油が35.1%(同+4.3%)、石油製品が30.4%(+3.0%)、天然ガスが19.8%(-3.8%)。
\鉱石では鉄鉱石の上げ幅が14.5%(+3.6%)、非鉄金属鉱石が同4.0%(-1.7%)だった。金属は粗鉄・鉄鋼・鉄合金が1.0%(-1.3%)、非鉄金属(半製品を含む)が9.3%(-0.9%)で、アルミナは9.6%(-0.5%)、粗銅は5.1%(-2.7%)。
\化学製品をみると、肥料が28.4%、樹脂が8.0%の幅でそれぞれ上昇した。前月比では肥料が1.9%上がったのに対し、樹脂は0.4%低下した。
\9月の輸出物価指数は前年同月比が+2.9%、前月比が±0%だった。
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