ファッション大手のHugo Boss(メッティンゲン)は14日、親会社のRed & Black Holding GmbHが同社の優先株450万株をブックビルディング方式で機関投資家に売却したと発表した。売却益は3億700万ユーロ。債務の圧縮が狙いとみられる。
\Red & Blackは投資会社のPermiraとイタリアの富豪マルゾット家が出資する持ち株会社で、Permiraが過半数資本を保有する。Hugo Bossの株価が上昇していたため、優先株の一部を売却したもようだ。これにより、Red & Blackの出資比率は66%に低下する。議決権ベースでは89%を保有する。
\『フランクフルター・アルゲマイネ』紙によると、Red & Blackは有利子債務を約15億ユーロ抱えており、取引先銀行のUnicreditとHypo-Vereinsbankから債務の圧縮を求められていたという。
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