旅行大手のTui(ハノーバー)は13日、海運大手Hapag-Lloydの株式33.3%をハンブルク市と物流事業者クラウスミヒャエル・キューネ氏からなるコンソーシアムAlbert Ballinに売却すると発表した。2008年に打ち出した海運事業からの撤退はこれで完了。今後は経営資源を旅行業務に集中する。取引金額は公表していない。
\Hapag-LloydはTuiの元完全子会社。Tuiは2009年、同子会社の過半数資本をAlbert Ballinに譲渡した。現在の出資比率はAlbert Ballinが61.6%、Tuiが38.4%。今回の取引によりTuiの出資比率は5.1%まで低下する。
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