米通信・情報サービス大手トムロン・ロイターが15日発表したM&A(企業の合併・買収)市場統計によると、独企業が関係するM&Aの総額(見通し)は2011年10-12月期(第4四半期)に91億米ドルとなり、第4四半期としては1991年に次ぐ低水準にとどまる。11年通期では前年比61%増の1,290億ドルと大きく拡大するものの、金融・経済危機以前の水準を大きく下回っている。16日付『ヴェルト』紙が独自入手した資料をもとに報じた。
\一方、同日付『ハンデルスブラット』が入手した資料によると、独企業が関わるM&Aのアドバイザリーランキング(11年)では、JPモルガンが案件総額696億9,000万ドルでトップ。2位はドイツ銀行(689億7,000万ドル)、3位はクレディ・スイス(686億8,000万ドル)だった。インベストメントバンキング(IB)手数料収入ではドイツ銀行が2億5,430万ドルで1位を獲得。ゴールドマン・サックス(1億9,310万ドル)、JPモルガン(1億4,100万ドル)がこれに続いた。
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