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2012/2/1

経済産業情報

2011年ビール出荷高ほぼ横ばいに

この記事の要約

ドイツ連邦統計局は1月30日、国内の醸造所と倉庫から2011年に出荷されたビールの量(醸造所内での自家消費を含む。ノンアルコール・ビールと麦芽飲料、および欧州連合=EU=域外からの輸入ビールは含まない)が前年比0.1%減 […]

ドイツ連邦統計局は1月30日、国内の醸造所と倉庫から2011年に出荷されたビールの量(醸造所内での自家消費を含む。ノンアルコール・ビールと麦芽飲料、および欧州連合=EU=域外からの輸入ビールは含まない)が前年比0.1%減の9,820万ヘクトリットルとなり、ほぼ横ばいを保ったと発表した。国内販売は0.8%減の8,270万ヘクトリットルとなり、5年連続で後退したものの、輸出が好調で、国内の不振をほぼ相殺した格好。

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出荷の内訳を種類別でみると、ビールをレモナードなどで割った飲料「シャンディ」は3.4%減の380万ヘクトリットルへと大きく落ち込んだ。同飲料のシェアは3.9%にとどまる。

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仕向け先別では輸出と醸造所内での自家消費(ともに課税対象外)の合計が前年比4.0%増の1,550万ヘクトリットルとなり、2年連続で大きく拡大した。EU加盟国向け輸出と非加盟国向け輸出がそれぞれ2.0%増の1,120万ヘクトリットル、10.5%増の410万ヘクトリットルへと伸びた。自家消費は4.8%減の20万ヘクトリットルへと後退している。

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出荷量が最も多い州はこれまで同様ノルトライン・ヴェストファーレンで全体の24.4%を占めた。これにバイエルンが22.5%で続く。輸出ではニーダーザクセンとブレーメンのシェアが計28.1%で最も多かった。

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