ブランドメガネのインターネット販売を手がけるMister Spex（ベルリン）が新たな事業モデルを展開し始めた。実店舗で眼鏡を販売する小売店とパートナー契約を締結して自社顧客向けの視力検査サービスなどを委託。新たな顧客層を取り込んでいく。経済紙『ハンデルスブラット』が1日付で報じた。
\同社は設立4年目の新興企業で、低価格を武器に業績を急速に拡大。昨年の売上高は前年の1.5倍の1,700万ユーロへと増加した。だが、視力検査や眼鏡の調整なしに眼鏡を購入することに抵抗を感じる消費者は多く、同社は事業を拡大していくうえで今後大きな壁に直面すると予想。実店舗を持つ眼鏡店との提携に踏み切った。提携先はすでに63店に上り、年央までに200店へと拡大する計画だ。
\提携先の店舗にはサービス内容に応じて販売価格の10～25％をキックバックする。また、顧客が提携店で視力検査を受けたにもかかわらず眼鏡を購入しなかった場合でも検査料金を引き受け、提携先に負担がかからないようにしている。
\提携先の間からは◇初期投資なしに追加収入を得られる◇Mister Spexの顧客が週に10～20人訪れる――などの声が出ており、評判は良好なようだ。
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