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2012/2/8

経済産業情報

スポーツウエア素材でウール復権

この記事の要約

スポーツファッションの素材として天然繊維のウールが見直されている。高い保温性や耐久性、吸放湿性、抗菌性のほか、石油系合成繊維と異なり持続可能な素材であることが人気の秘訣で、環境配慮型の商品を選ぶ消費者が手を伸ばすという。 […]

スポーツファッションの素材として天然繊維のウールが見直されている。高い保温性や耐久性、吸放湿性、抗菌性のほか、石油系合成繊維と異なり持続可能な素材であることが人気の秘訣で、環境配慮型の商品を選ぶ消費者が手を伸ばすという。1月31日付『ハンデルスブラット』紙が報じた。

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スイスのスキーウエア・防寒具メーカーMover(ローザンヌ)は、ウールベースのウエアに重点を置く。同社はゴアテックスとウールを組み合わせたウエアのほか、スイス産ウールやメリノウールを使った製品も作っている。ニコラ・ロシャ社長は「ウールの放湿性はハイテク繊維をしのぐ」と述べ、ウールの機能性に絶対の自信をみせる。

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同社はまた、製品をすべて欧州内で生産しており、人件費が安いという理由で労働環境が劣悪な途上国の工場で生産する競合には一線を画す。社会意識の高い消費者はこうした点にも注意を払うという。

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