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2012/2/15

経済産業情報

個人投資家がファンド投資に消極的

この記事の要約

ドイツ投資信託協会(BVI)が7日発表した独ファンド市場動向によると、不特定多数の一般投資家を対象とする公募ファンドの2011年の純流入額はマイナス166億ユーロとなり、プラス194億ユーロとなった前年から大きく悪化した […]

ドイツ投資信託協会(BVI)が7日発表した独ファンド市場動向によると、不特定多数の一般投資家を対象とする公募ファンドの2011年の純流入額はマイナス166億ユーロとなり、プラス194億ユーロとなった前年から大きく悪化した。一方、機関投資家を対象とする私募ファンドは同プラス453億ユーロと好調で、公募ファンドの不振を相殺した。

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公募ファンドの純流入額を項目別にみると、プラスとなったのは公開型不動産ファンドのみで、他は軒並みマイナスとなった。流出額が特に大きかったのは年金ファンドで、58億ユーロに達している。ユーロ不安や財務危機などを背景に個人投資家の安全志向が高まったためとBVIは分析している。

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