欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2012/2/29

総合 - ドイツ経済ニュース

企業景況感4カ月連続で改善、内需が主導

この記事の要約

Ifo経済研究所が23日発表した2012年2月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の108.3から109.6へと1.3ポイント上昇し、昨年7月以来の高水準に達した。改善は4カ月連続。内需型産業の小売、卸売、 […]

Ifo経済研究所が23日発表した2012年2月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の108.3から109.6へと1.3ポイント上昇し、昨年7月以来の高水準に達した。改善は4カ月連続。内需型産業の小売、卸売、建設が好調で、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツの景気は現在、内需がけん引車になっている」との見方を示した。

\

事業の現状判断を示す指数は前月の116.3から117.5へと1.2ポイント上昇。昨年7月から続く低下傾向にひとまず歯止めがかかった。今後6カ月の見通しを示す期待指数は100.9から102.3へと1.4ポイント上昇し、4カ月連続で改善した。

\

部門別では小売、卸売、建設で景況感指数が大きく上昇した。製造は現状判断がやや悪化したものの、期待指数は3カ月連続で改善し、全体でもやや上向いた。輸出の見通しは依然として良好という。

\