ルフトハンザ航空は9日、昨年実施したバイオ燃料のフライト試験が成功裏に終了したと発表した。二酸化炭素（CO2）の排出削減のほか、機材に影響がでなかったことを確認したとしている。
\試験を行ったのはハンブルク～フランクフルト間の路線で、1日に8便を運航した。機材には改造したエアバスA321を投入。エンジン2基のうち1基にバイオ燃料とケロシン（石油から製造する通常の航空機燃料）の混合燃料を利用し、残り1基ではケロシンのみを使った。
\試験期間は7～12月の6カ月で、商業フライトを利用して行うバイオ燃料の実用試験では世界最長だった。CO2の排出削減量は計1,500トン。バイオ混合燃料を投入したエンジンから排出された窒素酸化物（NOX）と一酸化炭素（CO）の量は通常のケロシンを投入したエンジンとほぼ同じで、燃料タンクや燃料パイプ、エンジンに問題は生じなかったという。
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