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2012/3/14

経済産業情報

消防車カルテルで独当局がイベコに課徴金命令

この記事の要約

ドイツ連邦カルテル庁は7日、消防車メーカー4社が国内市場で違法なカルテルを結んでいた事件で伊イベコの独子会社IVECO Magirus Brandschutztechnik GmbHに対し課徴金3,000万ユーロの支払い […]

ドイツ連邦カルテル庁は7日、消防車メーカー4社が国内市場で違法なカルテルを結んでいた事件で伊イベコの独子会社IVECO Magirus Brandschutztechnik GmbHに対し課徴金3,000万ユーロの支払いを命じたと発表した。他の3社に対してはすでに課徴金支払いを命令しており、今回の支払い命令により同カルテルを対象とする行政手続きは終了。被害を受けた自治体は4社に損害賠償を請求できる。

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カルテルに参加していたメーカーはイベコと独Albert Ziegler GmbH & Co. KG、同Schlingmann GmbH & Co. KG、墺Rosenbauer-Gruppeの計4社。4社は少なくとも2001年以降、定期的な会合を通して販売価格と販売比率を調整し、顧客の自治体に損害を与えてきた。イベコを除く3社の課徴金は計2,050万ユーロ。

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調整に当たっては会計事務所が各社の販売データをリスト化。チューリヒ空港内で定期的な会合を開き、カルテルの取り決めが守られているかどうかを関係各社でチェックしていた。また、自治体が実施する入札に当たっては応札条件を事前に示し合っていた。

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イベコははしご車の分野でもカルテルを結んでいたため、昨年7月に課徴金1,750万ユーロの支払いを命じられた。

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