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2012/4/4

企業情報

Commerzbank AG―不動産金融大手Eurohypoが清算へ―

この記事の要約

銀行大手の独Commerzbank(フランクフルト)は3月30日、不採算の不動産金融子会社Eurohypoの清算計画を欧州連合(EU)の欧州委員会から承認されたと発表した。当初は同子会社を2014年末までに売却することを […]

銀行大手の独Commerzbank(フランクフルト)は3月30日、不採算の不動産金融子会社Eurohypoの清算計画を欧州連合(EU)の欧州委員会から承認されたと発表した。当初は同子会社を2014年末までに売却することを義務づけられていたが、期限までに買い手が見つかるメドが立たないため、欧州委は条件付きで清算に同意した。

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Commerzbankは2008~09年の金融危機で公的支援を受けた際、Eurohypoを14年末までに放出することを命じられた。だが、多額の不良資産を抱える同子会社を売却するのは事実上、不可能なため、欧州委に清算計画への変更の承認を要請していた。

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同計画によると、ドイツと英国、フランス、ポーランドの4カ国の不動産金融事業を除くEurohypoの全事業(これら4カ国以外の不動産金融事業、および国家向け融資事業)は不良資産の受け皿会社(バッドバンク)に移管される。4カ国の不動産金融事業はCommerzbankに統合される。

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欧州委は清算を認める条件としてCommerzbankに対し(1)不動産金融事業の総資産を2013年末までに250億ユーロに圧縮しその後2年間は同水準を保つ(2)2014年末まで買収を行わない(3)Commerzbankの資産総額を今年末までに6,000億ユーロに削減する――ことを命じた。

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