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2012/6/27

経済産業情報

南欧でアルコール消費量半減、独は変わらず

この記事の要約

南欧諸国のアルコール消費量が過去30~40年で半分以下に減少したことが、ドレスデン工科大学のユルゲン・レーム教授の調査で分かった。昼休みの時間が短くなったほか、アルコール飲料価格が上昇したことが主な原因という。ドイツでは […]

南欧諸国のアルコール消費量が過去30~40年で半分以下に減少したことが、ドレスデン工科大学のユルゲン・レーム教授の調査で分かった。昼休みの時間が短くなったほか、アルコール飲料価格が上昇したことが主な原因という。ドイツでは消費量に変化がみられない。

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イタリアのアルコール消費量は1970年代初頭に一人当たり(15歳以上)年19リットル(純アルコール換算)に上っていたが、2009年には約7リットルまで低下した。スペイン、ポルトガル、フランスでも同様の傾向がみられるという。

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ドイツの09年の消費量は同12.9リットルに上った。これは欧州平均(12.5リットル)をやや上回る水準で、ビール瓶(330ミリリットル)換算で約800本、ワイン瓶で同153本に相当する。

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一方、東欧、北欧、英国、アイルランドでは消費量が増加する傾向にあり、英国は1970年の約7リットルから約11リットルへと上昇した。

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