EADSの航空機整備・改造子会社である独Elbe Flugzeugwerke（EFW、ドレスデン）は4日、シンガポールの航空機整備大手ST Aerospaceが同社に資本参加する計画を中国の独禁当局が承認したと発表した。これで計画実施に必要な当局の承認手続きはすべて終了した格好で、EFWはAirbus「A330」の旅客機を貨物機に改造するプロジェクトに取りかかる。出資比率はEADS65％、ST Aerospace35％となる。
\Airbusはこれまで、A330の旅客機と貨物機を生産してきたが、A330の旅客機を貨物機に改造するのは初めて。改造されたA330の納入は2016年から始まる。
\EFWの従業員数は1,100人で、そのうち技術者が200人を占める。航空機改造のほか、保守点検サービスと航空機・船舶・自動車向け軽量部品の生産も手がける。
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