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2013/4/24

経済産業情報

将来性のある都市、フランクフルトがトップに

この記事の要約

ハンブルク世界経済研究所(HWWI)は18日、「将来性のある都市ランキング」調査の結果を発表した。調査はHWWIの委託を受けてベーレンベルク・バンクが実施、3回目となる今回も1位がフランクフル、2位がミュンヘンと上位2都 […]

ハンブルク世界経済研究所(HWWI)は18日、「将来性のある都市ランキング」調査の結果を発表した。調査はHWWIの委託を受けてベーレンベルク・バンクが実施、3回目となる今回も1位がフランクフル、2位がミュンヘンと上位2都市に変動がなかったものの、3位には前回4位のボンが浮上した。10位のエッセンは21位から大きくランクアップしている。(表参照)

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評価項目は「人口推移」「交通の便」「インフラ」「国際性」「教育水準」など。地方税負担や債務は評価項目に含まれない。

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1位のフランクフルトは国際空港があるなど、交通の便が最も良い。また、労働力の質が高く、就労者に占める高能力人材の割合は18.7%に上る。中等教育の中退率は3.6%で、最も低い。

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エッセンは就業者数と生産力の伸びが評価された。エネルギーや文化・教育分野で私設基金の貢献も大きい。ベルリンは就労者数が9%伸び、ボンの10%に次ぎ大きく改善。首都としてインフラや国際性も発展したため、将来性の評価が上がった。

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ドイツでは若者を中心に都市への移住が増えており、現在、上位30位の大都市で国内総生産(GDP)の3分の1、総人口5分の1を占めている。

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