欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/5/2

総合 - ドイツ経済ニュース

独企業景況感2カ月連続で悪化

この記事の要約

Ifo経済研究所が4月24日発表した2013年4月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は104.4となり、前月の106.7から2.3ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月 […]

Ifo経済研究所が4月24日発表した2013年4月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は104.4となり、前月の106.7から2.3ポイント低下した。同指数の悪化は2カ月連続。事業の現状判断を示す指数と今後6カ月の見通しを示す期待指数がともに落ち込んでおり、Ifoのカイ・カルステンゼン景気調査主任は「ドイツの景気は小休止に入った」との見方を示した。

\

現状判断指数は前月の109.9から107.2へと2.7ポイント低下し、期待指数も同103.6から101.6へと2.0ポイント下落。両指数とも2カ月連続で落ち込んだ。

\

部門別でみると、製造業は現状判断と期待指数がともに悪化。工場稼働率もやや低下した。先月落ち込んだ輸出見通しは再び上向いた。

\

小売業は現状判断指数がやや増加したものの、期待指数が落ち込み、全体ではやや低下した。卸売業は両指数とも大きく悪化した。

\

景況感指数が3月に過去最高となった建設業では両指数がともにわずかに落ち込んだ。

\