電機大手の独Siemens(ミュンヘン)は2日の決算発表で2013年9月通期の業績見通しを下方修正した。第2四半期決算が振るわなかったうえ、赤字が続くソーラー事業の売却先模索が難航しているためで、継続事業の利益で「45億~50億ユーロを確保する」とした目標を「45億ユーロを目指す」に変更。「前期実績の785億ユーロを確保する」とした売上高についても「前期をやや下回る」に引き下げた。
\2013年1-3月期(第2四半期)の営業利益は前年同期比4.9%減の13億3,600万ユーロに後退した。景気低迷のほか、高速鉄道と洋上風力発電インフラの納期遅延が響いた格好で、中核4部門の営業利益は29%減の13億7,400万ユーロと大きく落ち込んだ。売上高は7%減の180億1,100万ユーロ。最終利益は10億3,000万ユーロで、10%増加した。
\新規受注高は20%増の214億51,00万ユーロへと拡大した。ローカル線用車両と風力発電タービンの大型受注の効果で水準が大幅に押し上げられた。
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