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2013/5/8

企業情報

Lufthansa―「ケータリングはわが社の重要な構成要素」―

この記事の要約

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は2日の決算発表で、これまで売却の可能性を検討してきたケータリング子会社LSG Skychefsを手元に残す方針を明らかにした。同子会社の収益力が高まっているためで、ジモー […]

航空大手の独Lufthansa(フランクフルト)は2日の決算発表で、これまで売却の可能性を検討してきたケータリング子会社LSG Skychefsを手元に残す方針を明らかにした。同子会社の収益力が高まっているためで、ジモーネ・メンネ財務担当取締役は「ケータリングはLufthansaの重要な構成要素にとどまる」と明言した。今後は食堂車や学校カフェテリアなど新しい事業分野に参入する意向だ。

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2013年1-3月期(第1四半期)決算の営業損益は3億5,900万ユーロの赤字で、前年同期と同水準にとどまった。第1四半期は旅客需要が少なく赤字を計上しやすいという事情がある。ただ、リストラ費用や航空機の減損計上にもかかわらず、前年同期水準を保ったことは収益力強化に向けた取り組みが効果を上げ始めていることをうかがわせる。売上高は0.1%増の66億2,800万ユーロ、最終損失は16.5%増の4億5,900万ユーロだった。

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