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2013/7/3

経済産業情報

独産業用画像処理業界、12年は売上減に

この記事の要約

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は6月27日、独産業用画像処理業界の2012年売上高が前年比1%減の14億9,000万ユーロに縮小し、過去最高となった11年(15億1,000万ユーロ)から1%減少したと発表した。欧州域外向 […]

ドイツ機械工業連盟(VDMA)は6月27日、独産業用画像処理業界の2012年売上高が前年比1%減の14億9,000万ユーロに縮小し、過去最高となった11年(15億1,000万ユーロ)から1%減少したと発表した。欧州域外向けの輸出は好調だったものの、欧州向け輸出が12%減少、国内も6%落ち込んだ。売り上げに占める輸出の割合は前年の52%から55%へと拡大した。

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アジア向けの輸出は13%増え、金額ベースで初めて欧州を上回った。アメリカ大陸向けも11%伸びた。

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顧客産業別ではゴム・樹脂と製薬・コスメティック・ヘルスケア向けが大きく増加、増加幅はそれぞれ70%、36%に達した。過去2年間好調だった自動車向けは反動で約25%落ち込んだ。シェアは21%で、製造業のなかで最も大きい。非製造業向けは約9%増え、シェア(約28%)で初めて自動車を上回った。

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今年の業界売上高については5%増の16億ユーロ弱を見込む。北米とアジア市場がけん引車になるとみている。

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