自動車部品大手の独Getrag(ウンターグルッペンバッハ)は2日の決算発表で、アジアにおける変速機販売数を2020年までに3倍に拡大する計画を明らかにした。特に中国とインドで大幅な成長を見込んでいる。
\今年はアジアで93万4,000基を販売し、売上高4億4,500万ユーロを確保する計画。20年にはこれをそれぞれ330万6,000基、20億8,300万ユーロに拡大する。同地でこれまで販売してこなかったデュアルクラッチトランスミッション(DTC)も投入する計画で、中国の自動車メーカー東風汽車(Dongfeng Motor)とは16年からDTCの合弁生産を開始する。
\同社の2012年の売上高は前年比横ばいの30億ユーロにとどまった。車軸(アクスルシャフト)事業の売却が響いた格好で、継続事業では増収を確保した。営業利益(EBIT)は2億80万ユーロで4.8%増加した。
\今年は売上高で32億ユーロを見込む。増益も確保するとしている。売上高は20年までに約50億ユーロへと拡大する計画。
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