信用調査機関のクレジットリフォームが4日発表した2013年上半期の独企業倒産件数は約1万5,430件で、前年同期から3.4%増加した。景気減速と6月の洪水被害が響いた格好。13年通期では6~10%増の3万~3万1,000件となり、4年ぶりに拡大する見通しという。昨年は2000年以降の最低を記録した。
\倒産は大企業で大幅に減少したものの、中小企業では増加した。負債総額はやや増えて165億ユーロに達した。
\部門別では製造業の増加幅が10%を超えた。輸出低迷の影響が出たという。流通業も5%以上増えている。
\大型倒産が少なかったため、倒産に伴う雇用の喪失規模は前年同期の15万人強から14万8,000人に減少した。前年同期にはドラッグストア大手のシュレッカーや、Qセルズを初めとする複数の太陽電池メーカーが経営破たんした。
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