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2013/7/10

経済産業情報

ベルリン発着の列車、年末まで臨時ダイヤの恐れ

この記事の要約

ドイツ鉄道(DB)は9日、エルベ川の洪水に伴い現在不通となっているハノーバー~ベルリン間の区間が当面、復旧しないことを明らかにした。地面が現在も大量に水分を含んでいる関係で、復旧の前提となる路線の調査を実施できないためだ […]

ドイツ鉄道(DB)は9日、エルベ川の洪水に伴い現在不通となっているハノーバー~ベルリン間の区間が当面、復旧しないことを明らかにした。地面が現在も大量に水分を含んでいる関係で、復旧の前提となる路線の調査を実施できないためだ。これまでは29日の再開通を予定していたが、『ヴェルト』紙によると、年内は通行できないもよう。

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エルベ川をはさむシュテンダールとラーテナウの区間およそ5キロが走行できなくなっている。地表からはほぼ水が引いたものの、地盤は現在も水を含み軟弱化している。地盤から水がはけるまでは調査を行えない。

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列車が走行できないため、ベルリン発着の高速鉄道(ICE、IC、EC)は6月下旬から臨時ダイヤで運行されている。29日以降は新たな臨時ダイヤで運行する計画で、DBは現在作成中。

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同社は20日以降にベルリンを発着する高速鉄道を予約した乗客に対し、運行日の2~3日前に駅やインターネットで発着時間を確認するよう要請している。臨時ダイヤのチケットを購入した顧客は予約の変更とキャンセルを31日まで無料で行える。

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詳しい情報はDBのホットライン(08000 99 66 33)ないしホームページ(www.bahn.de/aktuell / m.bahn.de)で入手できる。

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