電機大手の蘭Philips(アムステルダム)が22日発表した2013年4-6月期(第2四半期)の最終利益は3億1,700万ユーロとなり、前年同期(1億200万ユーロ)の3倍に拡大した。過去2年間のリストラが奏功、特に新興国事業が好調だった。
\売上高は3%増の57億ユーロ、営業利益(EBITAベース)は約80%増の6億300万ユーロにそれぞれ拡大。売上高営業利益率10.7%で、目標の10~12%を達成した。
\白物家電部門の売上高は約11億ユーロで、前年同期から13%増加した。各国のニーズに見合った製品を開発・販売していることが奏功、中国では空気清浄機などを投入している。
\照明部門の売上高は2%増の20億ユーロ強に拡大した。発光ダイオード事業が好調で、売上成長率28%を記録。同部門の売り上げの4分の1を占めるに至った。
\医療機器部門は売上高が横ばいの24億ユーロにとどまったものの、営業利益の70%を占めた。売り上げが伸び悩んだのは北米の医療制度改革が響いたため。新製品投入の効果もあり新規受注高は7%増加した。
\