独自動車修理大手Auto Teile Unger(ATU、ヴァイデン・イン・デア・オーバーファルツ)の資金繰りが厳しくなっているもようだ。格付け大手の米Moody’sは21日、同社の格付けを22ランクで下から4番目のCaa3に引き下げた。今後の見通しも「ネガティブ」としており、ATUの経営破たん懸念が強まっている。
\Moody’sによると、ATUの手元資金は6月末時点で1,550万ユーロにとどまった。銀行融資枠4,500万ユーロはすでに使い切っており、今冬前にも新たな事業資金を確保する必要があるという。
\ATUは8日、2013年6月通期の最終損益が赤字となったとの見方を示した。赤字計上は5期連続。10月末の決算発表で経営再建計画を公表する予定だ。
\同社は米投資大手Kohlberg Kravis Roberts(KKR)の傘下企業。過去3年間で社長が3人交代しており、ハンスノルベルト・トップ現社長は6月下旬に就任した。
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