欧州経済の中心地ドイツに特化した
最新の経済・産業ニュース・企業情報をお届け!

2013/8/28

経済産業情報

有機食品購入の若者増える

この記事の要約

TNS Emnidがドイツの消費者を対象に実施したアンケート調査によると、有機食品を「頻繁に/ほとんどいつも購入する」との回答は22%に上った。「ときどき買う」も含めると4人に3人が有機食品を購入しており、「全く買わない […]

TNS Emnidがドイツの消費者を対象に実施したアンケート調査によると、有機食品を「頻繁に/ほとんどいつも購入する」との回答は22%に上った。「ときどき買う」も含めると4人に3人が有機食品を購入しており、「全く買わない」は26%に過ぎなかった。頻繁に購入する人が大きく増えたのは30歳以下の若者層で、前年から9ポイント増の23%に拡大。一方、50~59歳の層では4人に1人から5人に1人以下に減少した。

\

TNS Emnidは連邦食糧農業消費者保護省(BMELV)の委託を受けて、14歳以上の1,002人(男性491人、女性511人)を対象に今年5月、アンケート調査を実施。有機食品購入の頻度や種類、購入場所などを調べた。

\

有機食品を購入する人に理由(複数回答)を尋ねたところ、「地元・地域で採れたものだから」が87%で最も多かった。また「家畜福祉に配慮している」(85%)、「残留農薬などの有害物質が極めて少ない」(83%)、「(加工時の)添加物使用が抑えられている」「有機栽培農家の支援」(ともに80%)などの回答が多かった。

\

有機食品で購入することが最も多い品目は「野菜・果物」(頻繁に/ほとんどいつも購入の合計=58%)で、2位は卵(56%)、3位はジャガイモ(44%)だった。購入場所ではスーパーマーケット(82%)がトップ。ディスカウントストア(64%)、ベーカリー(58%)、朝市(57%)がこれに続いた。

\