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2013/9/11

経済産業情報

「原発は完全に制御」発言を緑の党党首が批判

この記事の要約

2020年夏季五輪の開催地を決定した7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍晋三首相が東京招致の最大の問題とされていた福島第1原発の汚染水漏れ事故について「状況は完全に制御できている」と発言したことに対し、ドイツ […]

2020年夏季五輪の開催地を決定した7日の国際オリンピック委員会(IOC)総会で安倍晋三首相が東京招致の最大の問題とされていた福島第1原発の汚染水漏れ事故について「状況は完全に制御できている」と発言したことに対し、ドイツの政治家から批判が出ている。環境政党・緑の党のクラウディア・ロート党首は経済紙『ハンデルスブラット』に対し「日本政府はオリンピックのプレゼンテーションで本当の危険をごまかした」と批判。「こうした隠ぺい戦略がいつまでも受け入れられてはならない」と明言した。

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そのうえで、日本は原発汚染問題について透明性を高めなければならないと発言。問題解決に向けて国際的な支援を受け入れるよう強く促した。最大野党・社会民主党(SPD)のウルリヒ・ケルバー院内副総務も「日本は福島での対策の国際的な検証を受け入れる」よう要求している。

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一方、在日本ドイツ大使館は「2020年東京オリンピック開催おめでとうございます」と祝福の意を表明した。

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