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2013/9/11

経済産業情報

魚介類消費量、12年はわずかに減少

この記事の要約

ハンブルクの水産物情報センター(FIZ)が3日発表した独魚介類消費統計によると、2012年の人口1人当たりの消費量(生体重量ベース)は15.2キログラム(kg)で、前年(15.5kg)をわずかに下回った。魚介類の家計支出 […]

ハンブルクの水産物情報センター(FIZ)が3日発表した独魚介類消費統計によると、2012年の人口1人当たりの消費量(生体重量ベース)は15.2キログラム(kg)で、前年(15.5kg)をわずかに下回った。魚介類の家計支出総額は前年を1.3%上回る33億ユーロとなり、過去最高を記録した。

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品目別消費量シェア(生体重量ベース)はスケトウダラが26.0%でトップ。2位以下はニシン(18.1%)、鮭(15.0%)、マグロ/カツオ(10.9%)で、海水魚が上位4位を独占した。淡水魚はカイヤン/ナマズ(5位3.5%)がトップで、マス(6位、3.4%)、ザンダー(14位、0.7%)、鯉(15位、0.6%)と続いた。

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製品形態別(製品重量ベース)では冷凍魚が29%で最も多く、缶詰・マリネ(25%)、カニ・甲殻類(16%)、燻製魚(11%)、鮮魚(9%)の順だった。

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魚介類・水産加工品の購入場所(数量ベース)ではディスカウントストアのシェアが50%を占め、スーパーマーケットは36%、専門店は6%だった。

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1人当たりの購入量(製品重量ベース)は5.2kg。地域別ではハンブルクが7.2kgで最も高く、2位はメクレンブルク・フォアポンメルン州(6.4kg)、3位はシュレスヴィヒ・ホルシュタイン州(6.1kg)だった。最も少なかったのはバーデン・ヴュルテンベルク州(4.3kg)とヘッセン州(4.5kg)。

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