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2013/10/2

総合 - ドイツ経済ニュース

消費者景況感がやや改善

この記事の要約

市場調査大手のGfKが9月25日発表したドイツ消費者景況感指数の10月向け予測値は7.1となり、9月の確定値である7.0から0.1ポイント上昇した。所得の見通しは悪化したものの、景気見通しが上向き、高額商品の購入意欲も高 […]

市場調査大手のGfKが9月25日発表したドイツ消費者景況感指数の10月向け予測値は7.1となり、9月の確定値である7.0から0.1ポイント上昇した。所得の見通しは悪化したものの、景気見通しが上向き、高額商品の購入意欲も高水準を維持していることで、全体がやや押し上げられた格好。GfKは消費者景況感の緩やかな改善が今後も続くと予想している。

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景気の見通しに関する9月の指数(10月向け予測値の算出基準の1つ)は10.7となり、8月の1.8から8.9ポイント改善した。企業景況感が好調を保っているほか、ドイツ経済の成長率が今後、高まるとの予測を専門機関が提示していることが背景にあるようだ。

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所得の見通しに関する指数は同33.7となり、8月の37.2から33.7へと3.5ポイント低下した。同指数の下落は2カ月連続。食料品価格の高騰を受けて、購買力の低下懸念が出ていることが響いた。ただ、数値自体は依然として高い水準を保っている。

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高額商品の購入意欲に関する指数は同45.0となり、8月の44.4から一段と上昇した。インフレ率を下回る低金利と雇用の安定を背景に同指数は極めて高い水準が続いている。

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