連邦統計局が9月30日発表した2013年8月のドイツ小売売上指数(自動車販売店を含まない)は前年同月を名目で1.6%上回り、物価を加味した実質でも0.3%増加した。名目と実質の増加はともに2カ月連続。営業日数は比較対象の12年8月と同じ27日だった。営業日数と季節要因を加味した前月比の変動率は名目が0.2%増、物価調整値が0.5%増で、ともに3カ月ぶりに拡大した。
\前年同月比の実質変動率を部門別でみると、食料品店は0.4%増加。非食料品店は横ばいにとどまった。非食料品店では繊維・衣料・靴・革製品店とコスメティック・医薬・医療品店がそれぞれ4.7%、3.4%増加し、通販も2.3%拡大した。家具・家電・DIY用品店は4.0%減と大きく落ち込んだ。
\1~8月の小売売上は前年同期を名目で1.5%上回り、物価調整値でも0.1%増加した。食料品店は実質0.7%増、非食料品店は0.6%減。非食料品店では家具・家電・DIY用品店(2.8%減)とデパートなどの総合的な小売店(2.6%減)が大きな足かせとなった。
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