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2013/10/9

総合 - ドイツ経済ニュース

生産者物価、8月は0.5%減に

この記事の要約

ドイツ連邦統計局が4日発表した2013年8月の生産者物価指数(2010年=100)は106.5となり、前年同月を0.5%下回った。非耐久消費財は上げ幅が大きかったものの、エネルギーと中間財の価格が低下。全体が強く押し下げ […]

ドイツ連邦統計局が4日発表した2013年8月の生産者物価指数(2010年=100)は106.5となり、前年同月を0.5%下回った。非耐久消費財は上げ幅が大きかったものの、エネルギーと中間財の価格が低下。全体が強く押し下げられた。前月比は0.1%減で、7カ月連続で落ち込んだ。生産者物価統計は今回から基準が変更されたため、それに合わせて過去の指数も修正されている。

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非耐久消費財は前年同月比で2.6%上昇した。食料品が3.7%上がったことが大きく、バターの上げ幅は44.2%に達した。牛乳も19.8%高くなっている。

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耐久消費財と投資財はそれぞれ1.0%、0.7%上昇した。

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エネルギーは2.0%下落した。内訳は電力4.7%減、天然ガス0.8%減、石油製品5.8%減。

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中間財は1.5%減で、金属は5.9%低下した。主な金属製品の下落幅は銅(半製品を含む)が9.3%、鉄筋が8.9%、圧延鋼が7.3%。このほか飼料も8.2%減と大きく落ち込んだ。

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統計局は今回から、基準年をこれまでの2005年から2010年に変更した。これに伴い物価に占める各製品項目の比重も変更。また、新たに機械・設備の設置・保守・整理を対象に加えた。

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