日清紡ホールディングスは6日、自動車部品大手の独Continentalと合弁事業を行うことで合意したと発表した。Continentalの中国子会社Continental Automotive Holdingと共同で電子制御ブレーキシステム（EBS）の主要部品であるバルブブロックの合弁会社を中国に設立。現地で製造・販売を行う。
\日清紡とContinentalは2000年、自動車用アンチロックブレーキシステム（ABS）の製造・販売の合弁会社Continental Automotive Corporation（CAC）を設立し、これまで良好なパートナーシップを築いてきた。両社は新たな合弁を通して急成長が続く中国市場の需要を取り込み、さらなる成長を図っていく。
\中国は世界最大の自動車市場で、昨年の乗用車生産台数は約1,500万台に達した。EBSの普及率は70％台半ばに上る。20年には生産台数が80％以上増加し、EBS普及率も80％を超えると試算されている。
\ContinentalはEBSの現地需要拡大に対応するために構成部品を安定的に調達する必要があり、日清紡とバルブブロックの合弁会社を設立する。日清紡はこれまで、日本と上海の製造拠点からContinentalに同部品を安定供給してきた実績がある。
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