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2014/1/8

総合 - ドイツ経済ニュース

企業景況感2カ月連続で改善

この記事の要約

Ifo経済研究所が12月18日発表した同月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の109.3から0.2ポイント増の109.5となり、2カ月連続で改善した。事業の現状判断を示す指数はやや落ち込んだものの、今後6 […]

Ifo経済研究所が12月18日発表した同月のドイツ企業景況感指数(2005年=100)は前月の109.3から0.2ポイント増の109.5となり、2カ月連続で改善した。事業の現状判断を示す指数はやや落ち込んだものの、今後6カ月の見通しを示す期待指数が上昇しており、Ifoのハンスヴェルナー・ジン所長は「ドイツ経済はお祭りモードのただ中にある」との見方を示した。新政権が中道左派色の強い政策方針を打ち出したことは現時点で影を落としていない。

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期待指数は前月の106.4から107.4へと1.0ポイント上昇した。現状判断指数は111.6で、前月の112.2から0.6ポイント低下したものの、水準自体は節目となる100を大きく上回っている。

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部門別でみると、製造業の景況感は前月に引き続き改善した。期待指数が11年春以来の高水準を記録。現状判断指数の落ち込みが相殺された。

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卸売業は現状判断が大幅悪化、期待指数がやや改善で、全体では数値が落ち込んだ。小売業は現状判断が春以来の高水準に達したものの、期待指数はやや低下。全体でもわずかに落ち込んだ。

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建設業の景況感指数は前月に引き続き上昇した。期待指数が大きく改善、現状判断指数も前月をやや上回った。

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