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2014/1/8

総合 - ドイツ経済ニュース

消費者景況感が07年8月以来の高水準に

この記事の要約

市場調査大手のGfKが12月20日発表したドイツ消費者景況感指数の1月向け予測値は12月の7.4(確定値)から7.6へと上昇し、2007年8月以来の高水準を記録した。景気見通しの改善や高額商品の購入意欲の向上がプラスに働 […]

市場調査大手のGfKが12月20日発表したドイツ消費者景況感指数の1月向け予測値は12月の7.4(確定値)から7.6へと上昇し、2007年8月以来の高水準を記録した。景気見通しの改善や高額商品の購入意欲の向上がプラスに働いた格好。

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景気の見通しに関する12月の指数(1月向け予測値の算出要素の1つ)は23.3となり、11月の同20.3から3ポイント上昇した。内需の安定に加え、ユーロ経済の底打ちを受けて輸出見通しが上向いてきたことが大きい。14年の国内総生産(GDP)成長率が13年の実質0.4%(Ifo経済研究所の予測)から大幅に上昇する見通しも反映されている。

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所得の見通しに関する12月の指数は39.5となり、前月の45.2から5.7ポイント下落した。12月に成立した新政権が年金支給の拡大方針を打ち出したことが響いたとみられる。指数の水準自体は長年の平均であるゼロを大幅に上回っている。

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高額商品の購入意欲に関する指数(同)は前月の45.7から46.1へと0.4ポイント上昇し、06年12月以来の高水準に達した。雇用の安定と所得の増加見通しを受けてローンを組みやすくなっているほか、低金利で貯蓄の魅力が低下していることが背景にある。

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